6巡193位 LB Brian Rolle

　6巡193位で指名したのはOhio StateのLB Brian Rolleです。Flolida州の内陸部Immokaies出身でNYGのS Antrel Rolleや元BALのCB Samari Rolleはいとこで、他にもTENに昨年6巡指名されたMyron Rolleもいとこで一族4人目のNFL選手となります。
　高校時代は2度州のファーストチームに選ばれ、RBとしてもプレイしていました。Ohio State入学後2年間はSTでの起用でLBではバックアップとしてプレイし、3年生からMLBのスターターに昇格し全試合でスターターとして出場し94タックルを記録します。4年生では76タックルを記録しBig10のファーストチームに選ばれました。

1年生13試合　18タックル　1サック
2年生12試合　21タックル　1INT
3年生13試合　95タックル　1INT
4年生13試合　76タックル　2.5サック　2INT

　身長5-9と1/2、体重229ポンド、40ヤード4.56、ショートシャトル4.26、スリーコーン6.89、垂直飛び33インチ（84cm）、幅跳び9フィート7インチ（288cm）、ベンチプレス28回、ワンダリックテスト20点、40ヤードはプロデイで4.53を出しています。

　ハイライトを見た印象は加速しだすと速いのですが、サイズの割に1歩目2歩目の軽さを感じません。スピードのミスマッチで相手を交わしてのビックプレイも目立ちますが、あっさり取られてしまう場面も有り、4-3のMLBとしては使えないでしょう。かと言ってOLBでオープンの1対1でのパワー負けも怖いですし、スピードよりもサイズとパワーの無さのマイナスが目立ちます。コンバインのドリルは足の運びもバランスも素晴らしく見えました。

　長所はスピードとターンのスムーズさ、足の回転を止めない素晴らしいモーターでボールを追い続ける。嗅覚に優れプレイアクションやオプションでどこに飛び込めばいいのかを察知する事が出来る。練習熱心で献身的。
　短所はサイズの無さで大型のRB相手に弾き飛ばされたり、腕も短い為に十分なタックルが出来ない。リードブロッカーに捕まると突き放す事が出来ずに飲まれてしまう。
　パスカバーに付いては素晴らしいクイックネスでマーカーを離さないと高い評価も聞くし、高さとパワー不足の為に競り合いに弱くマンマークでは通用しない、と低い評価も目にします。
　WLBとニッケルLBで使うとAndy Reidは言っています、このサイズではバックアップLB兼ST要員以上になるのはかなり難しいと思います。それでも、ショートエリアカバー能力が有るならばニッケルLBで使えるでしょうし、パワーが付けばWLBのスターターでも使えるかもしれません。STでは素晴らしい働きが出来るようですし、6番手のLB+STエースとしての1年目になると予想します。