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Kolb出した後、誰を取るか難しい

2011-05-16 22:28:00 | イーグルス
 ドラフトが終わり、FA市場がどうなるのか分からない状況ではありますがデプスチャートの変動を考えて行きたいと思います。

 QBはMicheal Vickとフランチャイズタグによる16ミリオンの単年契約にサインをしました、今後労使締結後に契約の組み換え(延長)が有るでしょう。そして、ドラフトで誰も指名しなかった事でMike Kafcaの3番手維持がほぼ確定しました。
 Kevin Kolbの行き先候補が軒並みQBを上位で指名した事により市場価値は下がっているものと推測します。MIAやSEA.ARI辺りの噂は相変わらず出ているのですが、ネタが無い評論家が(と言うか私もですけど)無理にネタとして使っているような印象も持ちます。
 1巡が動くだろうと噂になっていますが、私は2巡でも貰えれば上出来だと思っています。Donovan McNabbやVickのようなリーグトップクラスの運動量を持つアスレチックQBのバックアップはOLの構成とかシステム面で非常に不利だとは思うのですけれど、それを差し引いてもパスラッシュへの対応が悪いですしWCOに必要なターゲットの切り替えが出来ないのは致命的だと思うのですが、なぜこんなに専門家の評価が高いのか私には分かりません。
 Vickが怪我と隣り合わせのプレイスタイルですし、Kolbをバックアップとしてキープするかもしれないと言う噂も出ています。これは十分に可能性は有ると考えます。Andy Reidは常にそこそこ使える2番手を用意してきましたし、McNabbを失ってからの方が勝率が良いような気もします(A.J FeeleyとJeff Garcia)
 
 トレードしたと仮定すると、中堅バックアップが必要になります。ここに30歳を迎えたVickの後継者としての若手を入れるのか今年を重視してベテランを入れるのかは分かりません。若手としてはOAKのBruce GradkowskiがRFAですがベストでしょう、怪我が多い点もスターターよりバックアップでキープするには安価で良いと思いますし出番を貰えれば伸びる余地は大きいと思います。A.J FeeleyはSTLと契約延長していてもう1年契約が有るようです。KolbをSEAに出した場合のMatt Hasselbeckとか面白いと思いますけど、出来るならば2年後Vickからスターターに代わるのを期待出来るような若手を狙って欲しいものです(それが他チームから見たKolbなのですよね)

 ロックアウトの影響を考えるとWCO経験が無いQBは使いたくないはずです、Kolbを出す出さないの判断の中に次のQBとの契約まで入っているでしょうから労使締結後、トレード成立と同時にQBと契約するような形になると思います。

ファーストチーム Micheal Vick
セカンドチーム  FAで補充
サードチーム   Mike Kafca

後は結果を待つだけです

2011-05-16 00:07:00 | イーグルス
 ドラフトで指名した選手のプロフィールをとりあえず書き終わりました。今年はFAやミニキャンプのネタも無いですし間隔を空けてゆっくり書いても良いのですけれど、時間を置くと気の早いドラフトサイトが来年に向けて走り出してしまうのです。リンク切れが起きたり、アーカイブに入って情報が半分以下になってしまったりします、今年はただでさえ情報の少ないルーキーFAと契約する頃に情報を探すのは大変でしょう・・・・・・


 Gabe CarimiをスルーしてDanny Watkinsを指名したのはOTよりもOGが欲しかったのかCarimiの評価が低かったのかだとは思いますし、指名した以上Watkinsに頑張ってもらうしかないのですけれど1巡で指名するのはOGではなくOTだと思うのです。OGが欲しかったとしてもCarimiをOGで使っても上手くやると思うのですよねえ。

 2巡がSで3巡がCB、これも評価が分かれるでしょう。今年はSのレベルがとても低く、即戦力になると見られているSはほんの一握りと見られています。そこでSを指名するとなると実力以上に早い順位で指名をされてしまう事を警戒したのが54位でのS指名なのでしょう。
 結果として3巡で指名したCBはRBからコンバートして2年の素材で即戦力では無いでしょう。Quintin MikellがFAでNate Allenの怪我が間に合うか分からない可能性(間に合うだろうと言われていますが)とDimitri PattersonはRFAでオファーを出しているCBを比べた時にSSの補充を優先したのかもしれません。FAでCBを取れるかどうかでこの指名順の評価は大きく分かれる事になるでしょう。

 4巡以下で指名した3人のLB、これが最大4人UFAになるかもしれないLB陣の補充を狙ったのは間違いないでしょう。下位指名ですし、3人のうち誰か1人当たれば上出来と言う指名だと思います。特に下位の2人はサイズと怪我のリスクを持った選手ですし何か指名に理由があるのでしょう。6巡の指名時には2-3巡候補のLBがまだ数人残っていたのですけれどスルーしたのですからBrian Rolleの評価が高かったのでしょう(LBではなくSTとしてかもしれません)

 下位で指名したOL2人、この2人もドラフトで指名されるかどうか微妙な評価だった2人です。1巡でOGを指名した後でさらにC/Gを2人取る意味が良く分からないのですけれど、OTをやるようなサイズを持った選手がまだ居た中での指名ですからこれも意図が有るはずです。ゾーンブロック導入が有るのか、C/Gの人材に余程不満が有るのか、単純にここもどちらか当たれば儲けものの連続指名なのかもしれません。

 RBの2人ですが、この2人を狙っていたのであればお買い得な順位での指名になりました。4巡までで必要なポジションは埋めた感じですし、あとはリストの中から指名したと言う印象を持ちます。それでももっと上位で消えてもおかしくない選手が取れたのは良かったと思います。4巡でRB行かない時にがっかりしていたのですけれどね・・・

 そしてKを指名した事、David Akersとのトランジションタグを貼ってからロックアウトまでの交渉が余程上手くいって無かったのでしょう。年齢的衰えが理由であればタグ貼る必要が無いです。NCAA史上に残るFG成功率を残した逸材を上位で取りに行ったのはプロボウルKからのレベルダウンを防ぐ為に仕方が無い出費と考えます。

 2-3巡のDBの指名と下位のLBとOLの連続指名に付いて少し疑問符が付きますけれど、これはフロント陣の判断を信じるしかないですし、DE以外のポジションはしっかり埋めて、FAで手薄になるポジションを下位で厚くした。こう考えれば悪くないドラフトだったと思います。一般的評価よりワークアウトに呼んで欲しくなった選手を取る、この方針は間違っていないと思います(下位指名は落ちてきた大物狙いでも良いとは思いますけれどね)

 今回の指名でワークアウトに呼んだと言われている選手の中からJaiquawn Jarrett、Curtis Marsh、Casey Matthews、Brian Rolle、Jason Kelceと5人指名されました。中位指名は実際に話をした選手で固めていますし、大外れの危険性は少ないかもしれないです。
 また、親子・兄弟(いとこ)選手も多いです。Curtis Marsh、Casey Matthers、Brian Rolle、Greg Lloydと4人指名しています。NFLと言う環境への対応を重視したものと考えます。消防士から転職になるDanny Watkinsも精神面は強そうです。
 OLがサイズ重視から変化が有った以外は大きな方針転換が無いドラフトと言えるでしょう。他所のチームよりも精神面の評価比重が高いように見えるのも変わっていません。3年後の再評価でAを貰えると良いのですけれど。