4巡120位で指名されたのはPK Alex Heneryでした。Nebraska州Omaha（KCとMINの中間くらいに有る町です）出身で高校時代からP.K両方を蹴り、Pとして州のファーストチームに選ばれています。
Nebraska大進学後もP.K両方で起用され、レッドシャツで1年過ごした後、Kは1年生からPとしては3年生から試合に出ています。4年生で唯一のFG失敗は51ヤードをブロックされた物でHeneryの責任ではないそうで、All Ammericanのファーストチームに選ばれましたが、Big-12ではセカンドチームでした（P.K両方で選ばれました）
1年生 FG 8回中8回成功 PAT 45回中45回成功
2年生 FG 21回中18回成功 PAT 57回中56回成功
3年生 FG 28回中24回成功 PAT 38回中38回成功 P 77回平均41.4ヤード
4年生 FG 19回中18回成功 PAT 54回中54回成功 P 69回平均43.2ヤード
身長6-1と1/2、体重177ポンド、ワンダリックテストは25点でした。ハイライトを見てもフォームの良し悪しは分かりません。結果として素晴らしい成績を残しているのですからそれで良いのでしょう。
長所は50ヤード未満で有ればカレッジ通算96%のFG成功率を誇る正確性が売りで、キックオフでも十分な飛距離を稼ぐ事が出来る。カレッジ卒業時のKとしてはFGを蹴る時のステップが速い。
短所は50ヤード以上はカレッジ通算8回蹴って3回成功と距離が伸びると正確性を欠く、Pとしては飛距離もハングタイムもNFLレベルでは無い。
最長57ヤードを決めた事も有りますが、50ヤードまでの中距離砲なのでしょう。50ヤード以上を含めたカレッジ通算でも89%と高いFG成功率なのですが、サッカーもやっていた為にサッカースタイルのフォームでアメリカンフットボールのKとしての技術が未完成の為にまだ伸びる要素が有る。と言う評価もあります。
4巡指名が早過ぎる、そう評価されたとしても安心してFGを任せられるKが手に入るのであれば全く問題は有りません。早過ぎると評価されるのは実際に1-5巡を使って手に入れたKの遍歴が必ずしも素晴らしい訳では無い事、ルーキーFAからでもいくらでも良いKを手に入れる事が出来る事が理由です。それでも、カレッジ通算で50ヤード未満96%のFG成功率を考えれば失敗の可能性は低いです。大舞台での経験と言う意味でもボウルゲームで7回蹴って全部成功しています、サッカースタイルからフォームをいじって崩す事にならなければ大丈夫でしょう。
Heneryの評価よりも、David Akersと別れる時が来た。この指名の真意はそこに有るのかもしれません。去年のプロボウルKが居るのに次を取る、この事が正しいのかどうか、その必要が有るのか。これは非常に難しいです。45ヤード以内でしか蹴らせてもらえなくなったAkersの飛距離ダウンは明らかですか、キックオフのルール改正でベテランにとっては寿命が延びる事になりました。確かにシーズン中に37歳になるAkersは今後衰え続けるでしょう、それでも40歳でも一流のままで居られるポジションと思えばここで入れ替えるギャンブルをする必要は無かった、そう言う意見が出るのは仕方が無いです。
プレイオフでのGB戦、FGを入れていれば計算上は勝っていました。娘の癌で精神的に苦しんでいたと言われていますが、これはこの先ずっと抱え続ける事になります（その後のプロボウルでは普通に蹴っていましたけれど）家庭を大事にするアメリカだと娘と一緒に居たいから引退する。とかイキナリ言われるかもしれません、そう言うリスクまで考えての入れ替えかもしれません。
同時にトランジションタグが労使交渉の結果無効になる場合を考えればここでKを指名するのは当然。これだけの才能を見過ごせなかった。とコーチ・フロント陣のコメントからもK指名は間違っていないと判断します。
Akersのトランジションタグですが、余程安い契約でなければEagles側はマッチしないから実質FAのようなものかもしれません。チーム最古参のAkersまでもがチームを離れる事を迫られるのは残念ですが、Heneryが結果を残せばすぐに忘れてしまうのかもしれませんね。
Nebraska大進学後もP.K両方で起用され、レッドシャツで1年過ごした後、Kは1年生からPとしては3年生から試合に出ています。4年生で唯一のFG失敗は51ヤードをブロックされた物でHeneryの責任ではないそうで、All Ammericanのファーストチームに選ばれましたが、Big-12ではセカンドチームでした（P.K両方で選ばれました）
1年生 FG 8回中8回成功 PAT 45回中45回成功
2年生 FG 21回中18回成功 PAT 57回中56回成功
3年生 FG 28回中24回成功 PAT 38回中38回成功 P 77回平均41.4ヤード
4年生 FG 19回中18回成功 PAT 54回中54回成功 P 69回平均43.2ヤード
身長6-1と1/2、体重177ポンド、ワンダリックテストは25点でした。ハイライトを見てもフォームの良し悪しは分かりません。結果として素晴らしい成績を残しているのですからそれで良いのでしょう。
長所は50ヤード未満で有ればカレッジ通算96%のFG成功率を誇る正確性が売りで、キックオフでも十分な飛距離を稼ぐ事が出来る。カレッジ卒業時のKとしてはFGを蹴る時のステップが速い。
短所は50ヤード以上はカレッジ通算8回蹴って3回成功と距離が伸びると正確性を欠く、Pとしては飛距離もハングタイムもNFLレベルでは無い。
最長57ヤードを決めた事も有りますが、50ヤードまでの中距離砲なのでしょう。50ヤード以上を含めたカレッジ通算でも89%と高いFG成功率なのですが、サッカーもやっていた為にサッカースタイルのフォームでアメリカンフットボールのKとしての技術が未完成の為にまだ伸びる要素が有る。と言う評価もあります。
4巡指名が早過ぎる、そう評価されたとしても安心してFGを任せられるKが手に入るのであれば全く問題は有りません。早過ぎると評価されるのは実際に1-5巡を使って手に入れたKの遍歴が必ずしも素晴らしい訳では無い事、ルーキーFAからでもいくらでも良いKを手に入れる事が出来る事が理由です。それでも、カレッジ通算で50ヤード未満96%のFG成功率を考えれば失敗の可能性は低いです。大舞台での経験と言う意味でもボウルゲームで7回蹴って全部成功しています、サッカースタイルからフォームをいじって崩す事にならなければ大丈夫でしょう。
Heneryの評価よりも、David Akersと別れる時が来た。この指名の真意はそこに有るのかもしれません。去年のプロボウルKが居るのに次を取る、この事が正しいのかどうか、その必要が有るのか。これは非常に難しいです。45ヤード以内でしか蹴らせてもらえなくなったAkersの飛距離ダウンは明らかですか、キックオフのルール改正でベテランにとっては寿命が延びる事になりました。確かにシーズン中に37歳になるAkersは今後衰え続けるでしょう、それでも40歳でも一流のままで居られるポジションと思えばここで入れ替えるギャンブルをする必要は無かった、そう言う意見が出るのは仕方が無いです。
プレイオフでのGB戦、FGを入れていれば計算上は勝っていました。娘の癌で精神的に苦しんでいたと言われていますが、これはこの先ずっと抱え続ける事になります（その後のプロボウルでは普通に蹴っていましたけれど）家庭を大事にするアメリカだと娘と一緒に居たいから引退する。とかイキナリ言われるかもしれません、そう言うリスクまで考えての入れ替えかもしれません。
同時にトランジションタグが労使交渉の結果無効になる場合を考えればここでKを指名するのは当然。これだけの才能を見過ごせなかった。とコーチ・フロント陣のコメントからもK指名は間違っていないと判断します。
Akersのトランジションタグですが、余程安い契約でなければEagles側はマッチしないから実質FAのようなものかもしれません。チーム最古参のAkersまでもがチームを離れる事を迫られるのは残念ですが、Heneryが結果を残せばすぐに忘れてしまうのかもしれませんね。