イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

特別有利でもなく、不利でもなく

2007-09-18 07:45:17 | イーグルス
 マンデーナイトのWAS戦がもうすぐ始まります。
 ハンデは7点有利
 ESPN 7-1
 TSN 9-0 と圧倒的に有利と予想されています。

 怪我人はLito Sheppardが欠場、腰を痛めているGreg Lewis,腿を痛めているMatt Schobelは練習で別メニュー調整をしていますが多分出場するでしょう。A.J Feeleyは指の再手術が必要かもしれません、3人目のQBはアクティブロスターの人数に入れませんし試合に出れる状態かどうかは別としてサイドラインに立つ事にはなりそうです。
 WAS側はRT Jon Jansenがシーズンエンド、Todd Wadeが代役としてRTに入ります。Vernon FoxとPierson PrioleauのS 2人は共に練習に参加して居ません。CB Fred Smootは開幕戦で太ももを痛めて退場しました、FoxとSmootは欠場の可能性があります。

 1試合20キャリーした時に100ヤードを超えられなかったのは開幕戦が初めての事でした。キャンプ中怪我で調整が遅れたTra,Jon Runyan,Shawn Andrewsの3人がまだ本調子ではないとは言えGB戦で全く押せないラインは去年とは別人のような酷い状態でした。WASのチーム構成もGBに似ています、優秀なLB陣が素早く穴を塞ぎに来ますからロングゲインは余り期待できないでしょう、GB戦はライン同士の戦いに勝ててもセカンドレベルでLBをピックは出来ないと考えたのですがラインの戦いにすら勝てませんでした。GBとWASのDLを比べればWASの方が弱いとは思います、ここは一方的に押しつぶす事が必要です、そうならなければLB,DB共に優秀なWASのディフェンス相手にランが出る事は無いでしょう。
 パスオフェンスでもドラフト1巡を3回使ったDB陣はスピード抜群です、パスラッシュと言う意味ではそれほど怖くは無いのですが、マークを振り切ってフリーになれる場面を作れるのかどうかが問題になるでしょう。Donovan McNabbがある程度走れれば良いのですが、足が無いのは開幕戦で露呈しましたしLB,DBの7人でしっかり後ろを固められると苦しい事になりそうです。個々のマッチアップで本来ならばディフェンスを崩す役割を果たすL.J Smithがスポーツヘルニアの後遺症かまだ本調子でないのも痛いです、Brian Westbrookへのイージーなパスミスを繰り返すようでは苦戦するでしょう。
 
 楽に勝てる相手ではないでしょうが手も足も出ないような圧倒的な強さを持っている訳では有りません。ミスをしない事が勝敗を分けるのではないかと考えます、GB戦のようなターンオーバーをしてしまっては勝てる試合も落としてしまいます。チームのタレントと言う意味では互角でしょう、そう言う相手だからこそホームで負ける事は許されません。

最後良い試合っぽくなって良かった

2007-09-17 10:33:13 | NFL
 仕事の都合が付いたのでクアーズライトを飲みながらNFLを見る会に参加してみました。
 
 急に参加する事にしたので1人で行ったのですが、現地で1人で来ている人に声かければ良いだろう程度に考えていたら中央の長テーブルではなく隅っこの小さい席に案内されてしまいました、結局2人席ゾーンに案内された1人の人達に声をかけて3人で試合を見ることにしました。まだ1人出来てた人が居たので、もうちょっとテーブルが広ければ全員に声かけたのですけどね・・・。
 お店は飲み物はちょっと高め、料理は手ごろな値段の割に美味しく頂きました。終電2本前で店に着いてから試合開始まで2時間・・・それから3時間半の試合の間飲み続けたので6000円近く掛かりましたが、一緒に見ていた人は1500円程度で済んだようなので飲み方次第では安く済ます事も出来そうです。ただ、特別イベントとかがあるわけでもなく、(2階席にNFLとクアーズの旗が飾ってありました)通常営業している中スクリーンを出してNFL放送しています程度の扱いでしかなかったのは残念です。

 試合は予想以上にVince Youngが良くなっていました、去年のシーズン前半見たときにはサイドスロー気味で周りが見えていないただ走れるだけのQBと言う印象でしたが、肘の位置も修正されていますしポケットの中で我慢をする事もスクランブルに出る事も出来るバランスの良い選手になった気がします。中盤点差が付いた時はIND圧勝だと思ったのですが、INDのRCBか狙い撃ちにされ始めてから形勢が逆転して最後は白熱した良い試合になりました。細かい内容は飲んでいたのであまり印象に無いのですけど・・・。
 正直1人で見て楽しいイベントではないですし、1人の人を隔離するような配置の仕方(テーブルの配置上仕方ないのでしょうけれど)でした、来月にもまた有るようですが、行くのならば何人かで行った方が良いでしょう。

ディフェンスを試す一戦

2007-09-16 08:18:57 | イーグルス
 マンデーナイトゲームのWAS戦は2007シーズン最初のホームゲームですし、開幕戦を落としたEaglesにとって絶対に負けられない戦いになります。

 プレシーズンゲームの最終戦で左手中指を骨折したA.J Feeleyですが、木曜日の練習中に痛みが出てきた為に再手術を受ける事になりそうです。週明けの月曜日に診察を受ける事になっています。開幕戦に続いてルーキーKevin KolbがQBのバックアップを務める事になります。
 Lito Shapprdは欠場しますが、その他のDB陣は全員出場できる状態のようです。Sean ConsidineとQuintin Mikellのプレイタイムの割合に注目したいと思います、プレシーズンゲームで良くなかったConsidineに対してバックアップのMikellのプレイタイムを増やすと開幕前に公表したのですが、開幕戦を見る限りそれほど多くMikellが起用されていた印象はありません。しかし、WASには(NFC東地区全部に言えますが)優秀なレシーブ型TEがいます、TEへのパスを抑える事が出来なければサードダウンでの戦いに大きな影響が出るでしょう。ゾーンカバーはConsidine,マンカバーはMikellの方が上手い印象を持っています、どちらを多く使うのか勝敗の鍵を握るマッチアップになりそうです。
 Donovan McNabbは実はまだ75%程度なんだと言い始めました、開幕戦のフットワークを見れば100%で無いのは分かりますし、実戦から遠ざかっている事で試合勘を失っているようにも見えました、当然2年連続でシーズンエンドの怪我をした事で怪我への恐怖も有るでしょう。キャンプから100%回復しているなどと言っていたのはハッタリだろうと思っていましたし、75%と言うのが本音ではないかと思います(GB戦で100%だったら困る・・・)とりあえずバイウイークまでは試運転程度と見た方が良いのではないかと思います。本来プレシーズンゲームで済ますべき試運転をやらなかったのかやれなかったのかは分かりませんが、手術時の予定を大幅に前倒しして復帰してきたのですから、これが本来のスケジュールと思えばいいのでしょう。

 TE対策ではSSの2人も重要ですが、直接のマッチアップになるCris Gocongにも大きな責任を負わせる事になります。GB戦ではバックステップしながらのパスディフレクトを見せたりもしていましたが、マンカバーとしての動きは硬くNFLのTEにたいしてマンカバーをする事は期待しないほうが良さそうです。バンプで動きを止めて、その後はSSにカバーを任せるような使い方をするのが安全なのでしょうが、Chris CooleyはTEとしてではなくFLとしてセットする事も多いですし捕まえるのには苦労しそうです。そしてSheppard不在でWR-CBのマッチアップに不安が有る為にSSをそのカバーに使う事も考えなければなりません。TE-SLB,WR-CBどちらかのマッチアップで完敗するようだと負けた方にSSを付ける事になり、その結果両方のマッチアップに敗れてディフェンスが崩壊する危険性も有るでしょう。
 元々Clinton Portis、Ladell Bettsの2枚看板を使ったランオフェンス主体のWASのランをどう止めるのかだけでも難しいのに、パスディフェンスと言う意味でも大きな問題を抱えてしまっています。ディフェンスにとっては2戦目にして最もやりたくないタイプの相手、ラン主体でレシーブ型のTEを擁するチーム(おまけにWRが速い)との対戦になります、WAS相手にどれやれるのかで今年のディフェンスを占う事が出来るでしょう。

永久追放でもおかしくないのに・・・

2007-09-14 18:43:51 | NFL
 開幕戦で相手のチームのハンドシグナルを盗撮していたとしてNEのチーム関係者が捕まっていた事件は0,5ミリオンの罰金とドラフト1巡(か2,3巡)の没収と形で決着するようです。
 去年GB戦でも同様の行為でGBの関係者に捕まり退場処分を受けていたようですし恒常的にスパイ行為が行われていたのでしょう。
 一つの考え方は元NEのスタッフだったEric ManginiがHCを務めるNYJの試合でやった事を考え、Manginiがチームを離れた去年から始めたとする考えです。Manginiも元DCですからスパイをやっていたならば知っていたでしょうし、知っている人間相手にスパイをするほど馬鹿じゃないと考えるのが普通でしょう。しかし、NYJ側は今回スパイが来るのを知った上で待ち構えて捕まえたようですし、知られていてもお構い無しに続けていた可能性も有ります。
 もう一つの考え方は、スーパーボウルを3回勝ったBill Belichickが今さらスパイを始めるのかという点を重視する考えで、スーパーを勝ったときからずっとスパイを続けていたと考える事もできます。名声もお金も得て、いまさらスパイを始める危険を冒す必要無いですから。
 STLに勝った時はそこまで見てないので除外しますが、CARの時はCB Ricky Manning Jrを狙い打ちにし、PHIの時はブリッツを全て読みきって裏を取り続けました。共に第3Qの勝負所で仕掛け、ディフェンスを完全に解体してしまいました。第3Qに行うのはハーフタイムの間にハンドシグナルを解析したのでしょうし、ハーフタイムが終わってからディフェンスを壊せばもう立て直す時間が無いからでしょう。
 状況証拠だけで、何年も前の真実は闇の中に消え去るのでしょう、それでも私はNEの3回のスーパーボウル勝利を認めません。そしてそれが無ければスーパーに勝っていたとも言うつもりもありません、その時には別のAFC優勝チームとの対戦をしていてその試合に勝っていたかどうかはまた別の話ですから。しかし、NEに勝つ為にチームを変えてきたであろう31チームの首脳陣、そしてその為に犠牲になった選手達の事を考えると、今回の事件がスーパーに勝った時からやっていたかに関して(灰色)無罪で終わってしまうのは悔しいです。

 限られた戦力の中で手の内を読みあう、それがアメリカンフットボールの楽しさなのに、その根本を壊してしまう行為に対する処罰としては信じられないほど軽い処罰と考えます。

James vs 小さいMoss

2007-09-14 08:12:45 | イーグルス
 Lito Sheppardの左膝のMCL捻挫の検査結果は公表されて居ません、WAS戦の欠場は決定しましたがその後どれ位復帰に掛かるのかは不明です。代役としてWilliam Jamesがスターターに昇格して、Joselio Hansonがニッケル、ルーキーNick Grahamがダイムバックに入る事になります。
 Jamesにとっては3年振りのスターターになりますが、WASの快速WR相手に復帰するのは相性が悪いと言わざるを得ません。サイズを加える為に入団したJamesは度重なる怪我でスピードは落ちてしまっています、常にSがダブルチームに行く準備をしながら守らせるようなディフェンス全体への影響が出るでしょう(Jim JohnsonはWRへのダブルチーム嫌いなので長いのを何本も貰う事になるでしょう。Sのサポートが遅れて長いの貰うのは明確にダブルチームの指示を出さずに、フリーカバーでサポートさせる為に出遅れるのではないかと言う分析があります)まあ、Sean Considineがダブルチームしても付いていけないのには変わりはないのですが・・・。
 S3人編成の為にSheldon BrownがSに入る練習をしたようです、カレッジではCB/Sでしたから出来なくはないでしょう。ただ、Sheppard不在でCBも層が薄いのですからBrownをSに回す事は出来ないでしょう。

 TEのMatt Schobelが腿の付け根の怪我で別メニューの練習となりました、L.J Smithもスポーツヘルニアが完治して居ませんし開幕戦でも出場機会を貰っていたルーキーBrent Celekの出場機会が増える事になるかもしれません。Donovan McNabbがスクランブルに出ないのならばプレイが崩れた時のTEへの短いパスが増える事になるでしょう、からTEの仕事が重要になります。

 Reno Maheがチームに復帰しました、元々潜在的な契約選手のようなもので何かが有った時にはチームに復帰するとは思っていたのですが、ここに至る経緯がちょっと複雑です。リターナーを任される事になっていたJeremy Bloomが怪我とプレシーズンゲームの不調でカットされた時に、MaheではなくNYGのキャンプに参加していたJ.R Reedを優先して契約したのが気になります。つまりリターナーとしてはMaheよりもReedが上と評価していたと言う事ですが、パントを一回取り損ねただけで入れ替える程度の信頼しかしていないReedよりも評価の低いMaheにどれだけの期待をしているのかは大いに疑問です。リターンゲームの改善を狙ったが、結果としてミスさえしなければいい程度にまでレベルを下げる事にしたのでしょうが、今年のチームはSTを後回しにしても勝てるほどの力は無さそうですし、この消極的な入れ替えは表面的なミスを減らすでしょうがパントを蹴りあうたびに5ヤード下がっていくような展開になるかもしれません。私はMaheの獲得は評価しますが、Reedの放出は最悪の動きだと思っています。