Bloomカット

　チーム唯一のリターナーJeremy Bloomがカットされたみたいです、リターンどうするつもりなんだろ・・・。

　まだ公式HPにも地元紙にも情報が出ていないのですが、YahooのGame passを購入して、NFL total accessを見ていたらPHI Release WR Jeremy Bloomの文字が・・・。本当にリターナーどうするつもりなんだろう。Greg Lewisを使うのかもしれませんし、ARIをカットされたばかりのTodd Watkinsを取るのではないかと言う噂が昨日の時点で有りました。Watkinsは40ヤード4,3のスピードを持っている上に、Andy Reidと同じBYU出身です。



　まだ公式発表では有りませんが、カットされるメンバーが決まったようです。
　RB　Nate Ilaoa　FB　Jason Davis,Jeremy Cain　WR　Jeremy Bloom,JJ Outlaw,Michael Gasperson,Zac Collie　TE　Lee Vickers　OL　Jonathan Palmer,Jasper Harvey,Jacob Hobbs,Pat McCoy　DE　Marques Murrell　DT　Ian Scott,Mauricio Lopez　LB　Akeem Jordan,Dedrick Rope　CB　Dustin Fox,Nick Graham　S　Marcus Paschal,Erick Harris　P　Dirk Johnsonのようです。

　Rashad Barksdaleを残してGrahamをカットしたのが意外ですがそれ以外は順当なメンバーがカットされました。



　　地元紙全般が報じたJeremy Bloom,Dirk Johnson,Ian Scottカット、そして一部の地元紙がスクープとして報じた22人のリストですが、公式発表とはかなりのずれがありました。
　ランストップの要として加入したものの膝を痛めて練習、プレシーズンゲーム共に休み続けているIan Scottは2日前からカットと報じられましたが、結局53人枠に残りました。残ったと思われたルーキーFA Jeremy Clarkがカットされています。
　Sではドラフト5巡のS C.J. Gaddisがカットされ、ルーキーFA Marcus Paschalが残っています。
　CBの5番手争いは、ドラフト6巡のRashad Barksdaleが残ると報じられましたが、キャンプから評価が高かったルーキーFA Nick Grahamが残っています。
　LBでもSTのエース格だったTank Danielsがカットされ、ルーキーFA Akeem Jordanが残りました。
　10人目のOLとしてPat McCoyが残り、昨日のリストの中で何で残ったのかが良く分からなかったWR Bill Sampyがカットされています。

最終選考

　プレシーズンゲーム第4戦のNYJ戦は残り0秒でのFGを決められ11-13で負けました。　セカンドチームが先発し、ファイナルカットへのテストでしかないこの試合の勝敗に意味は無いです。

　A.J Feeleyがサックされた時にヘルメットで直撃され左手の指を骨折して予定よりも早く退く事になりました。利き腕ではないですし、本人はこのままプレイできると言ったようですが、手術を受けています。開幕戦に出れるのかは今後の経過次第ですが、Donovan McNabbのバックアップで出番は無いでしょうから大きな問題にはならないでしょう。
　ルーキーKevin Kolbは好調を維持しています、プレシーズン4試合で106回投げて70回成功の成功率66%で617ヤード2TD INT0レーティング87,7を記録しています。サードチームが相手ですし、これくらいはやってもらわなければ困りますが、NFLでもプレイできる事を証明してくれています。

　Tony Huntは12回で49ヤード、無難に最終戦をこなしましたが、Correll Buckhalterとの2番手争いで優位に立つような成績ではないです。
　ロスター当落線上のNate Ilaoaは8回23ヤード、PSでチャンスを待つ事になりそうです。
　FBはJason Davisが先発しましたが、言い換えれば2番手確定と言うことです。競わせるのならばThomas Tapehも使ったでしょう。

　WRは6人枠がすでに固まっているのでJJ Outlawが5回35ヤード、Michael Gaspersonが3回48ヤードと頑張ってはいますが、PSに残す人選への影響しか有りません。
　ルーキーのBrent Celekは先発して4回26ヤード、セカンドチームで先発したのでMatt Schobelを抜いて昇格したのかもしれませんし、L.J Smithが開幕に出れない可能性があるのでSchobelを温存したのかは微妙なところです。

　OLはFeeleyの怪我につながったサックを含め、1シリーズで3回もNT C.J. Mosleyにサックを奪われました。3-4のNTにサックを貰う自体が普通はありえません、対面のNick ColeはFB兼任のランブロッカーなのでパスプロテクトは上手くないのですが、これでは使い物になりません。OGの方に問題があったのかもしれませんし、同じ相手に3サック貰ったのはC,G陣の未熟さ故でしょう。
　すでに開幕戦にShawn Andrewsが出れない場合のRGは決めたとAndy Reidは公言しています、この試合はMax Jean-GillesがRG、Scott YoungがLGに入りました、これをみるとGillesが選ばれたのでしょう。

　DLではルーキーFAのDE Marques Murrellが2サックを奪いました、PSでチャンスを待つ事になるでしょう。ルーキーVicter Abiamiriもサックを奪いました。
　DT5番手を狙うルーキーFA Jeremy Clarkもサックを奪い、膝の怪我でプレシーズンゲームに出れなかったIan Scott,足首の捻挫に苦しむLaJuan Ramseyから5番手を奪い取る可能性が出てきました。

　LBもルーキーFA Akeem Jordanが9タックルと奮闘したようです。Matt McCoyからLB6番手を奪い取るのは難しいかもしれませんが、PS残留は確定でしょう。
　Omar Gaither,Cris Gocongのスターター陣も出場していますが、特筆するような活躍はしていないようです。

　Nick GrahamとRashad BarksdaleのCB5番手争いはGrahamが勝ちました、Barksdaleは決勝FGを決められたドライブでサードダウンにAbiamiriがサックを決めた後に反則を取られました、何をやったのかは分かりませんが、こういう事を一番嫌うReidの事ですからBarksdaleを残す事はしないでしょう。

　キャンプを通じて最も激しい争いになっていたPですが、Sav Roccaはプレシーズン2回目のホールドミスでFGを失敗しています。パントではこの試合もIn20にコントロールするなど良い所を見せているRoccaですが、Hとしてはまだ不慣れなようです。Dirk Johnsonとのロスター争いはPとしての足よりも、Hとしての腕の方で勝負が決まりそうな気がしてきました。David Akersにどっちが蹴りやすい？と聞いて、こっちが良いと答えた方が残る、その場合はJohnsonが残るのでしょう。

　Feeleyの怪我とBarksdale,Roccaの不注意なプレイは残念ですが、53人枠に入って欲しかった期待の若手はそれなりに結果を残しました。最終選考としては悪くない試合と言えるでしょう。