イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

ルーキーキャンプ続き

2008-05-24 14:16:16 | イーグルス
 ルーキーキャンプが続いています。WR勢の中でもDeSean Jacksonのスピードだけ明らかに違う次元に居ます、カットを切るのに一生懸命でキャッチに集中していないように見える時も有りますがそれでも加速力・トップスピード共に他のルーキーより抜群に良いです。これでキャッチが丁寧になってDonovan McNabbの剛球をしっかり捕れるのならばWRとしても即戦力になってくれるでしょう。

 コンタクト無しのミニキャンプなので仕方が無いのですが、OLはフットワーク中心のドリルをこなし続けています。300ポンド以上の巨体にとっては地味なフットワーク練習が一番辛いようですが、サイドステップのぎこちなさはこれでパスプロテクト出来るのかと不安になってしまいます。特に6-8の巨体の割に横に動けるといわれていたKing Dunlapの横への動きの悪さは気になります。Dunlapの去年の試合を1試合見直しました、この試合の不調が原因でスターターを降ろされた試合なので仕方が無いのですが、ランでは足が付いていかずに押し切れず、パスプロテクトでも無名の選手をこぼす場面が目立ちました。7巡指名なので大当たりか大外れかのギャンブル指名なのは仕方ないのですが、どうも当たりくじを引いた訳では無いようです。

 2年目Kevin KolbはWRの練習につき合わされていると言った感じのパスを投げているのですが、去年良くなったと言われる肘の位置の低さがまた下がってきている印象です。軽く投げているだけだとは思うのですが、せっかくサイドスロー気味のフォームを矯正しているのですから練習の時からもう少し意識して肘を上げた方が良いと思います。楽しそうに練習をしているのは2年目の余裕でしょうね、フットワークも良く見えますし全体的には調子が良いようです。

Hunt良くないです

2008-05-23 08:47:32 | イーグルス
 ルーキーキャンプの映像を見ましたが、2年目のRB Tony Huntに大きな期待はしないほうが良さそうです。

 キャンプでは新加入のLorenzo Booker、Dan Kleckoと共にRBコーチが付きっ切りで見ているようです。ただ、オフィシャルHPの映像を見ると、元々DT/LBのKleckoがステップワークに苦労するのは仕方が無いにしてもHuntの方がKlecko以上にフットワークが悪いですし全く成長していないように見えてしまいます。軽量スピードタイプのLorenzo Bookerと比較してはいけないのでしょうが、楽々とこなすBookerとHuntを見比べると同じポジションの選手とは思えません。

 地元紙のインタビューでHuntはカレッジからNFLに進んですぐに活躍できる選手は一握りで、ほとんどの選手は数年かけてNFLのレベルに成長していくもの。と話しています。10キャリーに終わったルーキーシーズンに対して、もっとボールは欲しいがその為にはもっと成長しなければならないと答えています。使ってもらえない事に対する不満よりも、未熟な自分を理解していると言う点では悪くないのですが、ミニキャンプの映像では成長しているとは思えません。

 Westbrookは別格として、Correll Buckhalter,Ryan MoatsにBooker,Huntの4人で残り2つの枠を争う事になります。もう1人Bookerもほぼ間違いなくロスターに残るでしょう、同じタイプのMoatsはカットされると思います。最後の1枠をBuckhalterとHuntで争う事になるでしょうが、ショートヤードでもBuckhalterの方が上でしょう。Huntはかなり頑張らなければカットされる事になると思います、コーチ陣はHuntの方を残したいのでしょうけれど、試合に出れない選手をロスターに抱え込む余裕はありません。

ルーキーキャンプ

2008-05-22 06:53:48 | イーグルス
 20日からルーキーを中心に若手選手だけで行われる3日間のミニキャンプが始まっています。地元紙などを見てもほとんど情報が無いですし非公開練習なのでしょう。

 3巡指名Bryan Smithはカレッジで218ポンドのDEだったと言う情報も有るのですが、スカウティングコンバインでは228ポンドで今は243ポンドにバルクアップしているようです。40ヤードの数字が10ポンドのバルクアップで大幅に落ちたと言う批評も聞かれますが、更に15ポンドのバルクアップをした今の段階でどれだけのスピードを維持しているのかが3巡指名に見合うだけの能力を持っているのかの目安になるでしょう。
 Smithの地元では250ポンド程度にバルクアップする事は十分に可能で、コンバインでの成績の悪さはバルクアップが原因ではなく元々40ヤードが速い選手ではないとされています。DLに40ヤードのトップスピードは意味が無く、一歩目の出足が重要でQBに襲い掛かるまでの5ヤードの機動性を重視するべきと私は考えていますから、Smithにそれが有れば良いと思っています。
 そして、ほとんどのチームがSmithをOLBとして見ていた為に40ヤードが4,7だった事で評価を落とした中、DEとして見ていたEaglesは40ヤードの数字に惑わされずに指名したと評価しているのですが、これは地元ゆえの贔屓でしょう。スモールスクールのスリーパーとして注目していた専門家の中でもコンバインの動きの悪さは指摘されていましたから。
 まあ、今のところはトレーニングキャンプまで2ヶ月有る今243ポンドまでバルクアップしている事を歓迎したいと思います。

 6巡指名Andy Studebakerの評判が良いようです。もともとバスケットや陸上もこなす選手ですし、軽装備でのコンタクト無し練習では高い運動性を発揮する事が出来るのでしょう。問題はNFLのRBとタックルで仕留める事が出来るのか、ブロックを跳ね除ける事が出来るのかと言う事です。運動能力の高さを買われて指名されたが技術と経験が不足している、と言うのはスモールスクール出身者に付いて周る評価です、ディビジョン3出身ですしNFLとのレベルの差は大きいでしょう。それでも、運動能力を高く評価されている事は良い事です、経験と技術が不足していて身体的にも見るべき所が無いのでは話になりませんから。
 カレッジではDEでしたが、SLBとして練習に参加しているようです。コンバートされた上で良い動きを見せていると言われるのですから問題になるパスカバーでの動きもそれなりに形になっている事を期待します。

引退は考えて居ないようです

2008-05-20 21:57:04 | イーグルス
 シーズン終了後にUFAになるBrian Dawkinsが地元紙の取材に答えています。

 35歳になるDawkinsは1994年のドラフト2巡でチームに加入して以来何度も契約延長を重ねてチームに居続けています。1998年のドラフト1巡のTRA,1999年の1巡Donovan McNabbを大きく引き離してチームの生え抜きとしてのキャリアを持っています。
 2007シーズンはキャンプを早産の子供の為に欠席し、調整不足からシーズンを通じて足首と背中の怪我に苦しむ事になりました。契約が切れる今シーズンで引退するのではないかと言う噂も流れています。実際ストレートスピードは落ちていますし、ハードヒットも以前ほどの威力は無い様に見えます。同時にブリッツに入る姿をほとんど見なくなりました、昔ほどのステップを持っていないからなのでしょう。

 しかし、Dawkinsはシーズン終了後引退するかどうかは今の段階では全く考えていない事をインタビューで明らかにしました。シーズン終了後に体が無理と言うならば引退も考えるが、今の段階では体は十分に動くし、気持ちも全く衰えていない。そう答えています。引退する選手には怪我や年齢による身体的な衰えが原因の場合と、精神的に疲れてしまった場合の2つが大きな理由でしょう。キャンプが始まる時に、もう体をいじめるのが嫌になって引退しようか迷うとベテラン選手が言っていました。
 Dawkinsはこれから始まるミニキャンプに7月からのトレーニングキャンプでまだ自分の体が思い通りに動くのを確認するのが楽しみで仕方がないと答えています。精神的にはまだまだやる気を持ち続けていると言うことでしょう。肉体的にも怪我の回復は順調なようで、今年は子供の世話をしなくて良いので順調に体を作っているから心配ないと答えています。

 Dawkinsが來シーズンも引退せずにプレイを続けるとなると問題なのは契約です。チームリーダーとして必要不可欠な存在ですし、後継者が育っていない現在の状況を考えれば再契約が有ると考えるべきです。しかし、ベテランに厳しいチームである事と年齢的に衰えてきている事を考えると、契約延長のオファーをしない(またはDawkinsが満足するだけの年数・金額ではない)可能性も考えられます。
 芽は出ていませんが後継者候補は毎年取り続けています、またFAでSは比較的簡単に補充が出来ます。
 以前の契約延長の時はサインボーナス・合計金額の両方でリーグベストになるような契約を求め、リーグベストのSで有る事にこだわりを見せました。その後の年俸高騰で今となってはそれほど驚くような契約ではなくなったのですが、当時は契約を全うする事は無いといわれるような高額契約でした。
 今Dawkinsが同じようにリーグベストの契約にこだわる様ならば再契約は上手くいかないでしょう。今現在チームと再契約の交渉は全くしていないようです。シーズン中に契約延長交渉をするのか、シーズンが終わってから話をする事になるのかは分かりませんが、Dawkinsが現役続行を希望するのならばEaglesフロントとまず話をしてからという事になります。
 これまで功労者でも容赦なく放出してきたチームがDawkinsを特別扱いするのかですが、個人的には放出するのではないかと思っています。チームリーダーとして必要な選手では有りますが、今シーズン終了後にTRA,Jon Runyanと共にUFAになるのは偶然ではなくチームが今年を区切りにしているからでしょう。新しいチームに移行するのならばベテランを切り捨てて若いチームを目指す事になると思います。

King Dunlap

2008-05-19 07:02:29 | イーグルス
 7巡230位 King Dunlap OT Auburn

 6-8 310ポンド
 40ヤード5,28 20ヤードシャトル 5,00 スリーコーン 8,19
 垂直飛び 30インチ ベンチプレス 22回

 Tennessee州出身のDunlapは高校時代OL,DLにバスケットの選手として有名で、OTとして1シーズンで1つのサックしか許さず州のファーストチームに選ばれています。

 Auburn大進学後、2003年は練習生として過ごしました。
 2004年はバックアップとしてFG時のユニットに参加していたようです。
 2005年は練習中に左膝の肉離れを起こし1試合の出場に留まりました。
 2006年LTのスターターに昇格し全試合に出場しました。
 2007年はスターターとして開幕を迎えましたが、左肘の怪我などもあり不調のシーズンでバックアップに降格されています。

 2007シーズン前に速度違反で捕まり、出頭要請を断った事で逮捕されているようです。

 素晴らしいサイズとフットワークを兼ね備えた未完の大器として評価されていますが、同時に筋力・技術・精神面の成長が必要でプロとして生活していく選手ではないとも評価されます。

 2007シーズンが始まる前は2008年ドラフトで1巡指名されるのではないかとまで言われていた逸材なのですが、逮捕されたり怪我をしたりで評価が急降下しています。6-8の長身で長い腕を持っていて、サイズに見合わないサイドステップで動く事が出来るとNFLのLTとしてプレイするのに十分な身体能力を持っているようです。ただ、スターターは1年だけですし、最終年度には1年生にポジションを奪われています。精神的にも未熟なようですし、上半身下半身共に筋力不足とも言われます。



 TRAの後継者としての指名だとは思いますし、ミニキャンプではWinston JusticeをRTに追いやってLTのセカンドチームに入っています。実際体だけを見ればLTとしてプレイ出来るに見えるようです。ただ、技術的にまだまだ改善する必要が有ると同時に、トレーニング嫌いで素晴らしい骨格に見合ったパワーを発揮していないとも言われます。
 7巡指名でのギャンブルと考えれば、素晴らしい指名だとは思います。去年の今頃は1巡指名候補だった素材なのですから。その一流の素材を育てる事が出来るのかはコーチの技量に任せるしかないのですが、7巡まで落ちた事を考えれば育たない可能性が高いと思われているのでしょう。