イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

フィラデルフィア イーグルス ファン ブログ

フロント強化

2013-02-14 08:02:00 | イーグルス
 フロントの強化が有りました、SFのフロントから Tom Gambleを加え選手人事部長の肩書きを与えています。この役職はINDのGMとして引き抜かれたRyan Grigsonのものでした。記憶ではAndy Reidの肩書きにも選手人事部長って有った気がします。GM Howie Rosemanの片腕として仕事をする事になります。
 Gambleは49歳で1988年にEaglesのフロントに入り、94年までスカウトなどの仕事をしています。その後NYJでコーチをしたり、BAL,IND,SFでフロントの仕事をしています。SFでも選手人事部長として手腕を発揮し、このオフはGM昇格を目指して他チームと面接などをしていたはずなのですが、同じ職で他チームに移る事になりました。
 父親のHarry Gambleは1986年から95年までEaglesの球団社長をしていました。今回のEaglesのフロント入りもそう言った経歴が関係しているのかもしれません。


 現在のキャップは23-25ミリオン残っていると見られています。今年は1巡4位を持っていたり例年よりも少しルーキーに掛かるお金は高いでしょうけれど、補強は十分に可能です。Nnamdi Asomughaの15ミリオンヒットも4ミリオンのゴーストを残して11ミリオンキャップを空ける事もできます。
 昨日作ったロスターを見ると、CBとSはスッカスカでWRも契約最終年度の選手が多いのが分かります。DRCとAsomugha両方出すのは得策ではないでしょう、Billy Davis就任でDRCの再契約が有るのか、Asomughaにも契約の再構築を要求するのか、何らかの手を打つと思われます。
 WRはJeremy Maclinとの契約延長が有るかが問題でしょう。Jason Avantも希少価値の有るスロットレシーバーですが、年齢的にも若手を見ても先に動くのはMaclinになるはずです。ここはChip Kellyのシステムに合う合わないを見てから交渉になるのかもしれません。
 能力もデプスも残り契約年数も問題外のS陣、FAでスターターを一人入れるのは最低限の仕事になります。出来るならばさらにFAかドラフトでスターター候補を入れるべきでしょう。システムが変わると言ってもNate Allen、Kurt Colemanがいきなり良くなるとは思えません。
 RosemanとGambleがどのような手段でキャップ管理とチーム補強をしていくのか、2年前のような派手な動きは出来ませんが注目です。

選手一覧

2013-02-13 23:31:00 | イーグルス
 ポジション分析の前に現段階でのロスター表を作ってみます。名前の後の数字は残り契約年数(?はPSからの契約などでデータが無い選手)

QB Michael Vick1  Nick Foles3  Trent Edwards1
RB LeSean McCoy5  Bryce Brown3  Dion Lewis2  Chris Polk3
FB Stanley Havili2  Emil Lgwenagu3
WR DeSean Jackson4  Jeremy Maclin1  Jason Avant1
 Riley Cooper1  Damaris Johnson3  Marvin McNutt3
 Greg Salas?  Ronald Johnson?  Nick Miller?
 DeMarco Sampson?
TE Brent Celek4  Clay Harbor1  Evan Moore1
 Derek Carrier?
OL Jason Peters2  Todd Herremans4  Dennis Kelly3
 Evan Mathis4  Danny Watkins2  Jason Kelce2
 Dallas Reynolds2  Matt Kopa?  Nathan Menkin?  
 Matt Tennant2  Allen Barbre?
(UFA)King Dunlap  Jake Scott

DL Mike Patterson4  Cullen Jenkins2  Fletcher Cox3
 Cedric Thornton1
(UFA)Delek Landri
OLB Trent Cole5  Brandon Graham3  Vinny Curry3
 Phillip Hunt1  Everette Brown?  Chris McCoy?
(UFA)Darryl Tapp
ILB DeMeco Ryans3  Mychel Kendricks3  Jamar Chaney1
 Casey Matthews2  Ryan Rau?
(UFA)Akeem Jordan
CB Nnamdi Asonugha3  Curtis Marsh2  Brandon Boykin3
 Brandon Hughes1  Chris Hawkins?  Trevard Lindley?
(UFA)DRC
S Nate Allen1  Kurt Coleman1  David Sims1
 Eddie Whitley?
(RFA)Colt Anderson
ST Alex Henery2  Matt McBriar1 
(UFA)Jon Dorenbos

 全員の名前を書き出してみると、シーズンが終わってPS組が増えているせいか凄い大人数です。OLB扱いの元DEからCurryはDEにバルクアップかなあと考えています、バックペダルで後ろに下がる姿が想像できない・・・

Kelly記者会見

2013-02-13 07:35:00 | イーグルス
 Chip Kellyの記者会見が有りました。

 その前に、Michael Vickの契約見直しについて、現段階では今年のサラリーはベースサラリー3.5ミリオンに今回の契約更改のサインボーナスが3.5ミリオンの3年割りがヒットし、これまでの6年契約のサインボーナス1.4ミリオンもキャップヒットします。合計で7ミリオン程度のキャップヒット、これに出場割合などで3ミリオンの出来高払いをする可能性がある契約。そして、2014,5年の契約は今年の3月になると破棄され、2014年のサラリーキャップに5ミリオンのゴーストを残すそうです。
 今年のキャップヒットを減らしてキープする、キャップ枠が増える来年ゴーストが出ても大きな問題ではない。この2つがコンセプトの契約更新でしょう。
 Kellyのオフェンスシステムで成功すれば再契約すれば良し(システムとマッチしたのですからVickも喜んで再契約するでしょう)失敗した場合にはそのまま放出。成功して他チームに移籍される危険は有るのですけれど、キャップがきつい今年を乗り切るのを優先したのは間違いではないと思います。



 KellyはVickとNick Folesの2人でスターターを争わせる。怪我のリスクなどを考えれば2人の素晴らしいQBが手元にいる事は幸せで、Vickには走って投げてと求める技術がある。Folesは3年間対戦してきて優れているのは知っている。現段階でどちらをファーストチーム扱いにするかは決めていない、キャンプで競わせていく。と言う発言をしています。
 ただ、この2人を同じシステムで動かすのは無理がありすぎます。スピードとディープへの肩の強さを持つが頭脳面に問題を抱えるVickとパスの正確性が売りで足は速くないFolesではリーグトップのアスレチックQBと典型的ポケットQBなのですから、両方で通用するプレイブックを作れるのか疑問です。Vickの足を使う事前提のシステムか、Folesのプレリードとサイズを活かすシステム、どちらかに絞ったほうが良いと思うのですけれど、Kellyがやりたいシステムで2人のQBにやらせてみて上手に出来た方を使うのでしょう。

 
 さまざまな経歴を持ったアシスタントについても、多種多様な経験とエネルギーを融合させていく事を期待している。システムや哲学が違うメンバーから新しいものが生まれ、そのプロセスを重要視している。Kellyらしい新進性と意欲の現れがコーチ編成に活かされているようです。NFLのHC経験者からカレッジの有名アシスタント、コーチ経験の無い元プロボウラーまで本当にさまざまなコーチを集めました。これらを統率していく意思と自信があるのでしょう。2-3人Oregonから連れてきた若手以外はほとんど面識が無いであろう寄せ集めのコーチ陣を上手く融合させるのがKelly最初の仕事になるでしょう。


 Pat ShurmurはプレイコールはKellyが行うだろう、と言っています。Shurmur就任前にKellyはOregonではプレイコールをしていなかったから今回もOCに任せると言っていました。KellyとShurmurではシステムが違いますし、Kellyがプレイコールをするのが自然でしょうね。
 Kellyはコーディネイター職はNFLでそれを経験した人材が欲しいと考えていて、ShurmurとBill Davisを起用する事にした。10年間のQBNコーチ経験にOC,HCも経験しているShurmurが居る事は素晴らしいプレゼント。と言っています。
 Shurmurとは2日間に渡る面接をしてすぐに起用を決め、Davisは面接後に他の候補とも面接をしているうちにDavisがベストと思い直したのが時間が掛かった理由のようです。SFとBALのスーパーボウルが終わるまで待った理由にこの2チームのコーチも候補だったが面接許可が下りなかったと認めましたが、噂のEd Donattel、Ted Monachinoだったのかははぐらかしています。DavisはLBコーチにする予定がDC候補に逃げられたと言う噂も有るようです。


 3-4ディフェンスに変更するのは確定していますが、Davisは3-4基本のハイブリットで行くようです。3-4や4-3と決めるよりも何でも出来ると言うことが重要。相手に何をするか読ませない事とターンオーバーを奪うことを重視していく。Kelly同様に変化と駆け引きで勝負と言う事でしょうか。
 ARI時代もINTは多かったけれど、レッドゾーンでのディフェンス率が悪い数字が残っています。ランディフェンスに課題が残りますし、修正は簡単な仕事にはならないでしょう。特に、3-4と4-3の共存をするだけの人材を集めて指導するのは4-3の慣れている選手にとっても難しいはずです。


 ディフェンスの選手に対してもKellyは見ていくそうですし、チームとしての融合を重視して指揮を取る印象を受けました。ばらばらになりかけたチームを一体化させるにはKellyは適していると感じましたし、去年までとは違うチームになる事を期待します。

どう変わるのかの予想は難しい

2013-02-11 19:30:00 | イーグルス
 コーチ陣が完成しました、コーディネイターはNFLでのプレーコール経験を重視、ポジションコーチはカレッジで十分な実績を持つベテランを集めた印象です。ポジションコーチに関しては一流校のコーディネイター経験豊富ですし、NFLでのコーチは初めてでも問題ないでしょう。
 問題はChip KellyとPat Shurmurのある意味水と油のようなシステムの違い、過去2回のDC就任時の成績がイマイチ(と言うか底辺に近かった)Billy Davis。何よりもKellyの特異なシステムがNFLで通用するのか?問題はコーチ陣首脳の方に有ります。

 オフェンスに関してはKellyのシステムにShurmurがアドバイスをしてカレッジとNFLの融合を図ると考えます。NEのオフェンスがKellyのシステムを一部流用しているとシーズン中言われていました。Tom Bradyの足を考えればNick Folesだって同じ形が出来るでしょう。ただ、カレッジでの試合を見れば足は速いほうが良いに決まっています。
 40ヤードの数字よりも10ヤードのスプリントと出るタイミングが重要だと思うので、ドラフト情報での40ヤードタイムではなく、カレッジから引き連れてきた情報で良いQBを見つけてくれると良いのですけれど。
 個人的にはOLのシステムをどうするのか、Oregonの試合見てもゾーンって感じでもないけれどスイープが多いから機動力が必要なのか、力押しのランも結構見えるからパワー重視なのか、ちょっと分かりません。

 ディフェンスではNTが問題と言われていますけれど、最近の3-4はNTにでかいのを置かないチームが有りますし、Trent Coleをパスラッシャーで使うのであれば4-3みたいな形にもなるはずです。NTがMike PattersonなのかAntonio Dixonなのか誰か新加入させるのかは分かりませんが、Flecher CoxとCullen Jenkinsが横に付けば巨大なNTを置く必要は無いのかもしれません。PattersonはUSC時代3-4NTだったのですから。
 それよりも置き場所の無いMychel Kendricksをどうするのか、3-4のLBで230ってのは置き場が無い。バルクアップが出来るサイズにも見えないし、若手の有望株を飼い殺すような事無く使ってほしいものです。
 DBはほぼ総入れ替えでしょうね、若手の育成と言ってももう3-4年目なのですからダメなら入れ替えるべきです。

トレーナーは内部昇格

2013-02-11 11:57:00 | イーグルス
 チーフトレーナーのRick BurkholderがKCに去り、新しいチーフトレーナーにはChris Peduzziが昇格します。14年間トレーナーとしてチームにいたPeduzziは41歳で1999年にEaglesに加入する前はカレッジやNFLEでもトレーナーを務め、1996年からPITでインターントレーナー経験が有ります。
 

 Trent Coleが手首の手術をする事になりました。1年以上苦しんでいたらしいのですが、手術をした事は公表されていなくて匿名の情報提供が有ったと言う事です。システムの混乱も有りましたが、年齢的な衰えを感じるシーズンでした。3-4OLBとしてパスラッシュ専門のポジションにコンバートされるでしょう。対面を押し込む事が多かったシステムからワンパンチで抜いていく事が求められるようになります。ハンドテクニックの改善と言う意味でも手首の怪我を治しておくことは必要ですし、早い段階で手術するのは良い事でしょう。