ロースハム/ 仕上げ編

2023年10月18日 | ハム

10日前に仕込んだロースハム・・・ 今日は仕上げだよ。(ロースハム/ 仕込み編は ⇒ こちら

※ プロバイダーの都合で来年1月でおいらの燻製のHPが終了しちゃうんで、今回はレシピを残すためにちょっと詳しく書いとく事にした 今まで見てくれてた皆さん、次からはこっちを参考に・・・



まずは流水でリンゴや玉ねぎやスパイス類をしっかりと洗い落とす。 その後、きれいに洗った洗い桶に溜めた水で軽く揉み洗いして塩抜きをする。(肉の形を整える感じ、1回でOK)


キッチンペーパーを数回換えて、水気が出てこなくなるまで脱水する。


燻製の行程の風乾はピチットシートで・・・ 冷蔵庫に約8時間位置いとくと程よく脱水/風乾してくれる

※ 通常の風乾の場合は、日陰&外気温20度以下で8時間位


風乾を終えたら、お肉を燻製用セロファン(透湿性のある普通セロファン、防湿セロファンは ✖)&さらしを巻き付け、、、

※ さらしだけだと肉に繊維の跡や糸くずが付くし、セロファンを使うと光沢があるきれいな仕上がりになるんだよね


肉をできるだけきつくキャンディのように包む。 結束バンドを使うと作業が楽だね


結束バンド&両端の余分な部分を切り取った後、タコ糸を巻き付けていくんだけど、輪っかを作っておいて中を通して巻き始めると楽だし力が入るよ!(写真だと左巻き)


均等な間隔で、なるべくきつくタコ糸を巻き付ければ燻煙前の下作業は終了・・・ ここまでが結構大変なんだよね



スモーカーに入れ、55℃ 位で1時間~1時間半ほど温熱乾燥を行い、次に60~65℃ で3時間ほど燻煙(大さじ3杯のチップ×4~5回)・・・ 煙はたっぷりとね


燻煙が終わったら、お湯の温度を安定させるために大型の鍋にたっぷりのお湯を入れて1時間50分ボイルする。


《 ボイルする時の注意点 》

  1. すのこ等を使って肉が直接鍋底に触れないようにする。
  2. 燻煙後の肉の中心温度は40~50℃くらいなんで、お湯がこれくらいの温度になったら
   肉を投入する。
     3. お湯の温度は68~72℃を厳格にキープ・・・
   75℃を超えると肉がボソボソになって食感が悪くなっちゃうんで温度計は必須!
  4. ボイルする時間は、肉の大きさにもよるけど、1時間40分~2時間。


殺菌は「肉の中心温度63℃で30分」が目安なんだけど、写真のように過去何回もミートサーモで肉の中心温度を測りながらボイルした結果、1時間40分から2時間ボイルするとこれをクリアできるという事が分かったんだよね




ボイルが終わったら、流水で粗熱を取ってから氷水に30分漬けてお肉を引き締める。


最後に、表面の脂を40℃位のお湯で洗い流し、、、


数時間日陰で風に晒して表面をさらっとさせればロースハムの出来上がり~ 


切ってみるとこんな感じ  上出来!

見た目は美味そうなんだけど、真空パックにして(無ければラップに包んで)冷蔵庫に3日位寝かせた方が味が馴染んで更に美味しくなるんでそれまで我慢・・・ こいつでハイボールを呑むのが楽しみだぞ~



コメント
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