静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

定置網漁体験実習 その2

2020年07月01日 23時37分06秒 | 実習

昨日の続き、定置網体験の続きです。

今回、水揚げされた魚の量は、約3トン。
定置漁の魚は、運搬船によって直ちに水揚げされ、セリにかける前に、魚種ごとに細かく選別されます。


同じ魚であっても、大きさによって価格が変わるため、大きさごとに分ける必要もあります。

魚種ごとに魚を分けるため、選別台の周りに魚を入れるトロ箱を配置します。
その中に、魚を一尾づつ入れていきます。なかなか根気のいる作業です。

量が多いとなかなか終わりません。
選別作業に時間がかかると、鮮度も落ちてしまうため、手早く正確にやる必要があります。

今日は大漁ではありませんが、魚種は30種ほどありました。

一番多かったのは、ブリの幼魚である「ワカナゴ」です。

漁獲全体の1/3の量を占めました。
大きさは、30㎝程度が中心でした。
このサイズは需要も少なく、低価格です。

最近は多魚種の資源が厳しい状況にある中で、ブリの資源は高位の水準にあるとされています。
そんな状況を裏付けるような漁模様でした。

続いて多かったのが、アジ・サバ・カマスです。

魚価もまずまずで、こうした魚が大漁に入ってくれると、漁業経営も安定します。

今日の体験で多くの魚を目にすることができて、駿河湾の魚種の豊富さもちょっとは感じ取ったでしょうか。

 


学園の見学説明会とオープンキャンパス、申し込みをお待ちしてます。
詳しくはホームページをご覧ください。

https://gyogaku.com/setsumei/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする