静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

水泳訓練 海で泳ぐまで、プールはあと2回

2024年06月25日 15時12分47秒 | 実習
6月24日
今日も水泳訓練です。
先週の訓練の成果が顕著に表れた2名が、それぞれ上位のグループに昇級しました。
白帽子 4名(+1名)
黄帽子 2名(上の級に昇級1名、下の級から昇級1名:±0名)
赤帽子 1名(-1名)
白帽子のグループは、練習時間のほとんどを泳ぎます。
これまでに経験のない長い時間を泳ぐので、疲れたとの感想を持つ生徒が多いです。安心して見守れますね。

黄帽子のグループ。その調子で泳げれば、白帽子に追いつけるぞ。
苦手意識があるのでしょうか? 慣れないだけでしょうか?
間違いなく、着実に上達しています。息継ぎのコツを捉えることです。焦らずに頑張りましょう。

6月26日から、浜当目海水浴場での水泳訓練となります。
一緒に泳ぐ先生とゴムボートから見守る先生に分かれてサポートします。
海水はしょっぱいから、口に入った時に驚かないようにしてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

座学 水産技術

2024年06月25日 14時23分31秒 | 授業・講演
6月24日
水産・海洋技術研究所の青山さんを講師に招き、2つの話題を紹介していただきました。
1時限目には、カツオの生態、漁業、資源管理などを紹介していただきました。
カツオは、熱帯から温帯域に生息しています。カツオを狙う日本漁船は、日本周辺海域からオーストラリア周辺海域の太平洋で操業しています。
資源(大まかにカツオの数と考えてください)は、日本を含む、米国や太平洋の島国など26カ国・地域でつくる中西部太平洋まぐろ類委員会において、科学的なデータに基づいた議論により評価されています。最新の状況は、「高位(多く生息している)・減少(この先減る傾向にある)」と評価されています。
カツオ漁業の維持・発展には、国際的な枠組みによる資源管理が重要です。
生徒諸君は、興味があったようで、身を乗り出して青山さんの話を聞いていました。

2時限目は、黒潮の紹介でした。
黒潮は、日本の太平洋沿岸を流れる海流で、その速さは最速で4ノットほどあり、流れの中の水温はその周辺海域に比べて高くなっています。また、南から魚の卵や稚仔魚などを運んできます。
黒潮と日本に挟まれた海域には、黒潮から枝分かれした流れが発生することがあり、その流域に魚の群れがいることが多く、漁場を選択する場合の助けとなっています。

資源管理の重要性、海流と漁場の関係など、生徒諸君の好奇心を刺激していました。青山さん、ありがとうございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする