静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

生徒諸君の実習や講義の感想 2

2024年08月05日 13時59分10秒 | 授業の感想
水産技術 (水産加工)
この授業についての生徒諸君の感想は。。。
様々でした。
以下に感想を列挙します。

・魚は新鮮なものが最も美味しいが、加工することで品質保持期間が長くなることがわかった。
・魚の加工目的が食味向上や品質保持期間の長期化であり漁獲物を有効に利用できることから、持続可能な開発目標であるSDGsにつながる産業だと感じた。
・さば節を知らなかったが、蕎麦つゆに使われている事を知った。
・まぐろ缶詰のほとんどが静岡県で作られている事を知り誇らしかった。
・全国1位の生産量を誇る製品が多いことから、水産物の有効活用や遠くの方々に食べてほしいとの水産加工業者の情熱を感じた。
・水産加工による保存性向等の工夫をすることで、漁獲量の変動が大きい漁業が支えられていると感じた。(水産加工業者が漁獲量の多少に合わせて買ってくれるとの意味でしょう)
・水産加工品の事について興味を持ったので、もっと詳しく知りたい。


1名の生徒が漁業と関係した感想を持っていました。
漁業から見た水産加工業者は、漁獲物を”安定的に購入”するお客さんです。
加工業者が港の周りに多く存在することで、
・業者間の競争が生まれ魚価が向上する場合もあるでしょう。
・多く獲れて魚価が安い場合などでは、工場の受け入れ限界近くまで購入することもあるでしょう。
・両者の関係は、上記2点以外にも相互に支え合う関係や価格面などで競合関係があります。
水産加工業と漁業のつながりに着目した視点は素晴らしいですね。
このような視点も伸ばしていくカリキュラムを考えますね。

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