静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

県西部地域の施設見学

2020年10月22日 22時47分15秒 | 研修・見学

10/20(火)、県西部地域の水産関係施設の見学に行きました。

最初に訪れたのは、静岡県水産・海洋技術研究所浜名湖分場です。

ここは、浜名湖のアサリや遠州灘のトラフグなどの水産資源、ウナギやアユの養殖、ウナギの人工種苗生産、湖内環境のモニタリングなど、幅広い技術研究を行っています。

研究員の方から、浜名湖の特徴や水産資源についての講義を聴きました。

次に、浜名湖分場に併設されている浜名湖体験学習施設「ウォット」の見学です。

「ウォット」は、浜名湖に生息している水産生物を中心として、見て、触る体験ができる施設です。

特に、「ふしぎな水槽」は、水槽の下から手を入れるところが空いていて、水槽に直接手を入れることができ、子供達に大人気です。
学園の生徒も手を入れて魚に触ろうとしますが、つかまりません。
魚のほうが一枚上手です。
普通の水槽なら、水が噴き出してきますが、この水槽には秘密があって、水が出ない仕組みになっています。
秘密が知りたい人は、「ウォット」に行って体験し、勉強してきてください。

「ウォット」は、内容的には小さな水族館的な施設ですが、展示にも随所に工夫がされており、大人でも十分楽しめます。

パソコンを使ったおさかなクイズのレベルは、研究員でも首をかしげるような半端ない問題も混じっています。自信のある方は、ぜひ試してみることをおススメします。

来館者がミズクラゲの展示解説版を見てTwitterに投稿した「飼育員ががんばる水槽」、「地獄絵図」の記事では数万回もリツイートされ、バズったこともあります。

来館者の中にはリピーターも多く、高校生以下が入館無料なのがよいのかもしれません。
入館料と言っても、320円/人なので、高くはありません。

ホームページやTwitter、Facebookで若い職員が積極的に情報発信をしているので、フォローや「いいね」をしたいる方もいると思います。

最後に向かったのが、浜松市西区新居町にある海釣り公園です。
家族連れからベテランまで、人気の釣り場です。
時期によっては、イナダ(ブリの銘柄)ような大きな魚も釣れ、平日でも地元の釣り師で賑わっています。

せっかくなので、この公園から浜名湖と遠州灘を繋いでいる湖口の通称「今切口」(幅200m)まで行ってみました。
ここは、干満によって狭い湖口を通じて潮が流れるので、まるで川のようです。


もちろん、干潮に向かうときと満潮に向かうときでは、潮の流れる方向が反対になります。

浜名湖内を港にして、遠州灘を漁場としているシラス漁の船は、ここを通って漁に向かいます。

県内には、こんな特殊な水域があることも分かったことと思います。

 

※ 学園の見学説明会の申し込みをお待ちしております。
  詳しくはホームページ https://gyogaku.com/setsumei/
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海技士国家試験の受験

2020年10月21日 22時01分55秒 | 海技士国家試験

将来、大型漁船の船長や機関長といった、幹部職員となるためには、海技士の資格が必要です。

今回、航海専攻の生徒4名、機関専攻の生徒7名が、10月中旬に実施される海技士国家試験の内、筆記試験を受験しました。

教務職員から励ましの言葉も受けて出発です。

筆記試験の受験は、生徒個人の希望だけでは、認めていません。
受験料も数千円必要な上、名古屋の受験会場までの交通費などもかかります。
費用はすべて、生徒の個人負担です。

なので、学園での模擬試験を受けて、教務の職員から合格できるレベルに達したというOKが出た生徒のみ受験を認めています。

海技士免状を取得するためには、筆記試験のほか、実際の船舶に一定期間乗船した履歴や口述試験等に合格する必要があります。
筆記試験の合格は、その第一歩です。

例年、10月の定期試験では4~5級の航海又は機関の筆記試験を受験するのが常ですが、今年度の生徒の一人は、さらに上級である3級航海も受験。

受験は、日頃がんばった勉強の成果を試す機会です。

試験会場に迷ったり開始時間に遅れないよう、職員も引率して前日には会場までの下見も行いました。

緊張しすぎると、実力を出し切れないと言うことになりますが、そんな心配は無用だったようです。
受験後、帰園したすべての生徒から、手応えを感じたという頼もしい報告がありました。

全員から吉報があることを期待しています。

 

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遠洋マグロはえ縄漁船の見学

2020年10月20日 22時00分43秒 | 研修・見学

ドック整備も終了し、次の操業に向けて出港準備中の遠洋マグロはえ縄漁船を見学させていただきました。

案内は、43期生の中村機関長と、今年3月に卒業し、2航海目になる50期生の朝比奈君です。

ご厚意により、ブリッジ、機関場のほか、食堂や居住スペースまで見せていただきました。

昨年度の50期生は、遠洋マグロ漁船に就業した生徒が5人もいました。
これまでは、多くても2人程度でした。
これは、今までにはなかったことです。
昔よりは船内の居住環境が改善されており、そこがよかったのかもしれません。

漁業会社でも居住環境の改善には力を入れています。
それでも船内での生活は、制限されることが多々あります。
今日の見学がきっかけとなって、半年後にはこの船に乗っている生徒がいるのかもしれません。


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野上農林水産大臣と川勝知事による学園視察

2020年10月19日 23時39分33秒 | 行事

10月15日(木)、野上農林水産大臣と川勝知事が、漁業・水産関係施設の視察のため、当学園を訪問されました。

まず川勝知事が到着し、拍手でお出迎えしました。

知事が少し先に到着したので、大臣到着までの時間を使い、航海実習で使用するシミュレーター室を御案内しました。

昨年度整備した最新の航海計器を説明した後、操船のシミュレーションをしていただきました。

操船の難しさがわかっていただけたようです。

そうこうしているうちに大臣が到着。
農林水産大臣が学園を訪れたのは、開学以来、初めてのことです。

9月に就任した野上大臣が水産の現場を訪問したのも、本県が初めてでした。

まずは、知事との面会がありました。

その後、生徒の案内で、最初は機関実習棟の視察です。

機関実習棟では、大型の漁船に搭載されているものと同じ型のエンジンを始動、停止する様子を視察していただきました。
うまく始動できて、生徒も一安心でした。

次に、航海実習当へ向かい、ロープワークと網実習の視察です。

生徒も緊張して実習に取り組んでいました。

生徒からの、大臣と知事も一緒にロープワークをやってみませんかとのお誘いに、気軽にチャレンジしていただきました。

最後に、記念撮影のお願いにも気安く応じていただき、心に残る時間でした。

大臣や知事からの励ましの言葉もいただき、今回の訪問は生徒にとっても思い出深い出来事になったことと思います。

 

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機関整備実習 その2

2020年10月14日 20時00分00秒 | 実習

機関整備実習の二日目。

前日に組み上げたエンジンの試運転です。

無事、うまく始動できるかちょっとドキドキします。

特に一番最初に挑戦する生徒は緊張します。

無事に始動できて、一安心。残りの生徒も順番に始動、停止を繰り返し、今回の実習が終わりました。

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