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パリ周辺を舞台に繰り広げられる日常の小さなドラマをとらえ、20世紀の写真史にその名を残すロベール・ドアノー(Robert Doisneau 1912~94)。人々の何気ない営みのひとこまを写し出し、その時々の社会情勢や街の変貌を刻んだ作品世界は、時代をこえて、今も多くの人々の心をとらえます。
ドアノーの生誕100年を記念して開催される本展では、作品を保管・管理するアトリエ・ロベール・ドアノーの全面協力のもと、約40万点にも及ぶネガから精選された作品約200点を展示。彼の代名詞とも言えるパリを舞台とした作品に加え、1920年代の初期作品、占領期のパリ市民の生活を写した作品、著名人の姿をとらえたポートレイト、「ヴォーグ」誌での活動、さらには珍しいカラー写真などを紹介し、「イメージの釣り人」ドアノーの全貌に迫ります。
冒頭画像は、あまりにも有名な代表作「パリ市庁舎前のキス」。
東京都写真美術館の壁にデザインされているものです。
海外の写真家の個展が道内の美術館で開かれるのは、これがはじめてかな?
札幌市写真ライブラリーでアンリ・カルティエ=ブレッソンやロバート・フランクの写真展が開かれたことはありますが…。
(6月2日訂正。ロバート・メイプルソープやマイケル・ケンナの個展が過去に開催されています。指摘していただいた方々、ありがとうございます)
シャレオツ志向のカップルにも、パリの気分に浸りたい向きにも、モノクロ写真をじっくり見たい人にも、おすすめの写真展であります。
2013年6月1日(土)~7月7日(日)午前9:45~午後5:30(入場5時まで)、会期中無休
札幌芸術の森美術館(南区芸術の森2)
一般・大学生1000円(800円)、高校生・中学生700円(500円)、小学生300円(200円)
65歳以上は800円(640円)。敬老手帳など持参のこと
札幌彫刻美術館の半券展示でも団体料金になります
※( )内は20名以上の団体料金
□公式サイト http://www.stv.ne.jp/event/robert-doisneau/index.html
●ミュージアム・コンサート=6月1日(土)・2日(日)各日午前11時と午後1時、札幌芸術の森美術館エントランスロビー。
20世紀初頭のパリの薫り漂うバル・ミュゼットを専門に演奏する、国内唯一のバンドLa Zone(札幌)が登場
●ギャラリー・ツアー=6月8日(土)、14日(金)、22日(土)、28日(金)各回午後2時~2:40
※ 地下鉄南北線「真駒内」からバスターミナル2番乗り場で中央バスに乗り継ぎ、「芸術の森入口」降車(どの便でもOK)。
ウィズユーカードは使用できるが、1dayカードは使用できません
同じ芸術の森でありましたね。