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オホーツク小さな旅(15) 遠軽→紋別

2010年10月13日 00時17分50秒 | つれづれ日録
承前)

 遠軽からは、紋別に本社を置く北紋ほくもんバスに乗る。
 ここから紋別までは1時間20分ほど。

 たぶん最短距離を行けばもっと早いのだろうけど、路線バスの常で、湧別市街に寄ったり、小向こむかいのあたりで山側に入ったりするので、余計に時間がかかる。
(しかし、この小向のルート上にほとんど民家はなく、「原生花園」というバス停はあってもそれらしきものは見えず、もちろん乗り降りする人もなく、どうしてこんなルート設定になっているのかよくわからない)

 遠軽を出てもちょっとの間は、ドラッグストアなど郊外型店舗が続く。
 その次の開盛という集落は以前駅のあったところ。
 筆者の経験則では、こういう、その自治体第二、第三の小集落というのは、かなりさびれているところが少なくないが、開盛は新しい家が多かった。農業の足腰がしっかりしているのだろうか。

 以前書いたとおり、上湧別には役場とチューリップ公園があるが、それほど商業集積はない。店は、旧湧別と旧上湧別の中間地点である中湧別地区に集まっているのである。
 バスは中湧別を突っ切って、海に近い湧別地区まで行く。
 合併後は「湧別町」を名乗っているものの、役場所在地は旧上湧別町となったこともあるのか、湧別のあたりは、旧石狩町にも似たさびしさが漂っているように感じられなくもないが、車窓からの印象で決めつけるのは差し控えよう。

 あとは…



 畑とか…



 牧場、山林、原野が多く、大きな集落はない。


 紋別は2万6千人。
 このへんでは大都会である。

 旧国鉄名寄本線の紋別駅があったところは、バスターミナルになっている。



 バスターミナルを出て最初に目にする風景は、向こうにオホーツク海が望まれる。
 どこか小樽に似ている。 
 斜面にひろがる港町だからだろうか。



 そして、紋別も、他の多くのマチとおなじように、郊外に国道のバイパスが造られた結果、量販店がそちらに進出して、中心街の地盤沈下にあえいでいるようだ。




 もっとも、筆者の紋別滞在時間はわずか1時間48分。
 この間に、昼食をとり、アートとの対話~森迫暁夫&藤沢レオの場合~ 鉄筋布張り住宅を見て、会社の支局に寄ったので、せっかく純喫茶を見つけたのに、入ることはできなかった。



 オホーツクタワーやとっかりセンターなど、見るところには事欠かないので、いずれ観光でゆっくり訪れたいと思った。 




 帰りは北見バスである。
 むかし、市内線で使用されていた、なつかしい車体だ。


この項続く)


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