北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■原田玄輝・斎藤市輔・宮本朋美写真展(3月4日終了)

2007年03月13日 23時17分33秒 | 展覧会の紹介-写真
 北大写真部のOB・部員によるグループ展。博士課程に在籍中の原田さん、修士課程を昨春終えて東京で就職した斎藤さん、修士課程に在籍中の宮本さん。
 このほか、水産学部卒の庭亜子さんも出品予定でしたが、体調不良の由で、今回は出していません。
 下に、過去の北海道美術ネット(および別館)の関連エントリに、リンクを貼っておきましたが、この4人は仲良しで、これまでも何度か写真展をひらいています。すでにキャンパスを巣立った人もいるのに、こうやって展覧会をひらけるというのは、すばらしいことだと思います。
 筆者は、ぼけーっとした大学生活をおくっていたので、とてもうらやましいです。
 
 作風は、意外と変わっていない印象を受けました。
 かつて「Sスクール」ということばで筆者がひとくくりしたときと似ています。いずれも、静かなたたずまいのモノクロ風景写真です。

 原田さんは北大理学部の校舎内や、雪原など。
 齋藤さんは、お得意の夜景をメーンに、箱根で撮影した写真。
 宮本さんは、卵を撮ったもの、北大農場のスナップなど。

 齋藤さんは、川崎の登戸のちかくに住んでおり、夜景もその近くで撮ったそうです。
 勝手のわからない土地で夜、カメラを持ってうろつくのは、けっこう勇気が要ったとのことでした。
 「学生時代は学生証を見せればなんとかなると思っていたけど、社会人だと、あらぬ誤解を受けたらタイヘンなことになりそうだし」
 たしかに、ノゾキなんかとまちがえられたら、話が厄介ですね。
 陸橋を写した1枚が、北海道とはちがう、ねむらないメガロポリスの雰囲気をにじませているようです。

 就職した齋藤さんが自室に暗室をふたたび設けたのは、先日札幌市写真ライブラリー(中央区北2東4、サッポロファクトリー・レンガ館3階)でひらかれた加藤大輔さんたちの2人展に友情出品をたのまれたのがきっかけだったそうです。
 なんだか、いい話だな、と思いました。
 齋藤さんと原田さんと加藤さんは、大学の枠をこえて3人展もひらいたことがありましたよね。

 またいつか、このメンバーのモノクロ銀塩写真を見たいですね。
 いや、銀塩でなくてもいいから。

 
2月27日(火)-3月4日(日) 9:00-19:00
札幌市資料館(中央区大通西13 地図C)

□北大写真部のサイト

北海道大学写真部展(06年6月)
05年11月の4人展(画像あり)
Third-EX(04年4月)
齊藤市輔写真展・原田玄輝写真展(04年3月、画像あり)
Sスクール写真展(04年1-2月)
-北大の情景- 北海道大学写真部写真展(03年11月)
北海道大学写真部写真展(03年9月)
北海道大学写真部・水産学部写真部 新歓合同展(03年5月)
写真展「三月4人展」(03年3月)
加藤・斎藤・原田 3人展(02年11月)
写真展EX(02年4月)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。