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■伊藤隆道「銀座採光」=東京'18-イ(9) 東麻布から銀座へ

2018年02月07日 17時21分00秒 | 道外で見た展覧会
(承前)

 いちばん見たかった個展の会場を、満足しつつ後にして、東麻布の街中を抜ける。

 どこかで目にしたことのある店が何軒かあるなあ―と思っていたら、どうやら「アド街ック天国」で流れていたようだ。
 全国的な名所ならいざ知らず、非常にローカルな店などが全国に流れてそれを自分が知っているのもなんだかおかしな気がする。あの番組でとりあげるのは東京がほとんどなので、景勝地などがほとんどないのも、道民からすると不思議。

 それはさておき、帰りは、最寄り駅の都営大江戸線・赤羽橋駅を利用する。

 赤羽橋駅の次の大門駅で、都営浅草線に乗り換えて、東銀座を目指す。


 ところで、大門から乗った浅草線は
「エアポート特快」
と呼ばれる系統で、なんと東銀座などは通過するのである。
 筆者は
「東西線や都営新宿線の郊外部分は別にして、地下鉄は各駅に停車するものだ」
という固定観念があったので、正直なところびっくりした。

 新橋で降りて、次の各駅停車を待ったのだが、よく考えてみたら、次の目的地である資生堂ギャラリーは銀座7丁目なのだから、新橋で降りて歩けば良かったのだ。
 やはり、夕方になり、疲れて判断力が鈍っていたようだ。

 しかも、駅を降りたが、方角がまるでわからない。
 銀座シックスの通路を経由して地上に出る。この通路のデザインは美しいけど、釣り天井になっているので、メンテナンスを怠ると、いつか事故が起きるかもしれないと思う。
 

 ギャラリーのビルのショーウインドウを見て、心がひかれた。
 シンプルで、美しい。

 近づいてみると、札幌出身で、あの「ホワイトイルミネーション」のスタートにあたって貢献した伊藤隆道さんの作品ではないか!
 全くノーマークだった。
 道立近代美術館の前でぐるぐる回っている金属の彫刻で知っている人も多いだろう。

 伊藤さんはかなり以前から資生堂のディスプレイなどを手がけているらしい。
 日本でいちばん華やかな街・銀座にふさわしい、きらびやかさがある。

 ただし、近くのもうひとつのビルでも展示していることは、札幌に戻ってインターネットで調べるまで知らなかった。もったいないことをしたと思う。


資生堂銀座ビル:2017年12月18日(月)~2018年3月16日(金)/
資生堂パーラービル:2017年12月26日(火)~2018年3月31日(土)


https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001025.000005794.html

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