気分転換

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日常を気楽に綴っています。

台湾(4日目)

2010年11月27日 | 台湾

今年の夏休み、一ヶ月間わが家にホームステイしていた汪君の家族と会いました。

汪君は新竹の大学にいるので実家のある台中市まで私たちと一緒に行きます。

ホテルで集合しました。娘夫婦も通訳で一緒に行きます。

新幹線で新竹から台中までは25分です。

駅に着くと汪君の御両親と妹さんが出迎えてくれました。

2台の車に分かれて食事する場所に市内を見学しながら向いました。

台中市は綺麗です。台北よりも住みやすそうでした。

汪君の両親は家よりもだいぶお若いご夫婦です。(でも子供の出産年齢が同じでした)

明るいおしゃれなお母さんと、優しそうなお父さん、かわいい大学1年生の妹、ドラマに出てくるような家族でした。

中華料理ってマナーとかないようですね。

運ばれてくると適当にとって適当に食べ始めます。

「いただきます」も「乾杯」もないうちに始まってしまいました。

明るいお母さんが場を盛りたててくださり楽しく美味しいランチになりました。

次に何処に行こうかと相談しましたが時間も余りないので遠くまでは行けません。

そしたら・・・

「少し前に買った家が環境が良くていい所なのでそこに行きませんか?」と

言う事でおじゃまする事になりました。

何と、家を2軒持っているのでした・・・

郊外の山の方で標高800メートルの所にあります。

「涼しくて夏でもエアコンなしで眠れますよ。」と言っていました。

週末はこちらの家で過ごすのだそうです。汪君お坊ちゃまだったのね~

 

住宅地の周りは囲われていて家はコンドミニアムです。入り口に管理人さんがいて行くとゲートを開けてくれます。

セキュリティーがしっかりしていて平日留守でも安心そうです。

私達が行ったのは日曜の午後なのでもう自宅に帰られた方も多く留守の家がたくさんありましたが

あちこちで集まり賑やかな声も聞こえていました。

どこの家もテラスや庭にテーブルが置いてありここに来た時にはご近所さんとお茶しながらおしゃべり

するのだそうです。

 

音楽好きのお父さん。真空管使用のこだわりコンポが置いてありたくさんのCDの中から

日本の演歌のCDをかけてくれました。

おじいさんが好きだったとかで・・・

住宅地の中を散歩していろいろ案内もしていただきました。

汪家は1期の売り出しで買ったそうですが好評で2期も完売、今3期の建築が始まっていました。

交通の便の悪い山の上なので日常住むには不便でしょうがとってもいい所でした。

こんなにたくさんの方たちがゆとりの生活をしているのにはちょっとビックリしました。

夕方また台中市内に戻り夕食をごちそうになりました。

お父さんの知り合いのレストランなのかテーブルには両国の国旗を置いてくださる心使いもあり

お料理のサービスもありました。

ここも上海料理でとっても美味しかったです。

どこの国でもカニを食べる時は真剣で皆無口になりますね。

楽しい一日でしたが言葉が通じないのは本当に不便です。

お互いの子供たちも全部は通訳してくれないので気持ちが伝わりきれないです。

 

そしてこの後大ハプニングが・・・

なんと地震が発生!! もうビックリしました~~

窓の外のイルミネーションもゆらゆら揺れています。

10年位前台中は大地震がありだいぶ被害がでた場所です。ビビリました~

新幹線が止まってしまったかもしれないと心配しながら駅に送っていただきましたが

やっぱり止まり動き始めた所でした。

だいぶ遅れがでて切符が自由席も指定席も次のまで売り切れでした。

仕方なく少し高いビジネスクラス(飛行機みたい?)を買いました。

 

今晩で娘と汪君とはお別れです。

お婿さんは翌日空港まで送ってくれるそうなのでもう一日・・・

楽しかった台湾の旅も終わりました。

行く度に新しい出会いがあり思い出がたくさんできます。

どの方も暖かくておもてなし上手です。

汪君はよく「台湾は国ではないから・・・」といいます。

中国から独立したいけれど今の勢いのある中国には頼らざるをえない状況になってきて

台湾の人たちは複雑な気持ちでいます。

最近朝鮮半島が危ない状況になってきて、こんなニュースを見ていると微妙な立場の台湾も

いつまでもこの平和が続く事を祈るばかりです。

(帰ってからホテルのTVで地震のニュースを見たら震度3とか4くらいだったようです。

震源地は反対の太平洋側でした。)