Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

前川元文科事務次官も 間違ったシグナルを送っている

2020-06-15 20:44:40 | 国際・政治

かねて設置予定地を含む各方面から賛否のあった、陸上型ミサイル迎撃設備「イージス・アショア」の国内二か所への配備プロセスがひとまず停止されるとの報を聞いた。まずはこの決定を冷静に尊重する事としたい。打ち上げ時の「ブースター」と呼ばれるミサイル部品が、確実に自衛隊施設内に落下させ回収するに必要な技術面に不安があるとかで、周辺の事故リスクを考えても今後の扱いは慎重に願いたいものだ。

まぁ 6/12に前述プロセス停止を表した河野防衛相はそのレベルの問題はご存知だろうが、国家安保会議 NSCへの報告はこれから。白紙撤回か代替案かは今後の議論待ちだが、真に防衛への信念があるなら 仮契約まで進んだ米合衆国とのイージス・アショア購入を白紙にする位の気概を見せても良いのではないか。陸上設置のリスクが解消すれば 各地の自衛隊への理解も進められるし、今回決定の経緯に関する野党の追及方針も取り下げられる事だろう。更に浮いた多額の費用でイージス艦をもう一隻増備の上、懸案の病院船配備だって可能になるではないか。

という所で本題です。いつも思う事だが政界、官界の上部に在籍した人物は、その立場を退いた後も言動には十分な注意を願いたいものだ。勿論既成メディア同様、慎重さに欠ける所があるのは否めない。拙者の知る所では、そうした人物は少なくとも二人いる。一人は鳩山由紀夫・元総理大臣、もう一人は前川喜平・元文科事務次官である。

もう広く知られる様に、鳩山由元総理の連発される「間違ったシグナル」は事ある毎に安倍現政権の施政方針上の妨げとなる可能性を孕み、我国の対外面で不安材料の一つは事実。強い批判や指弾に対する反応も鈍く、善悪の判断を適正にした上での言動かも疑わしい。こうした問題への外務省の関心も定かでなく、放置は拙いだけに 安倍総理も常に監視を督励して頂きたいものだ。

前川元文科次官は形こそ違え、鳩山元総理の後を追っている印象が拭えない。退官後は左派容共側に与し「右傾化を憂慮する一市民」と称して、特定野党寄りの言動を繰り返してきた。最近でも 流行続く中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の多数の患者・感染者対応に死を賭して取り組む医療関係各位への感謝の想い表明に水を射す様な電文を発している。曰く

「(前略)小中学生のみなさん、どうしてあなた方がお医者さんや看護師さんに拍手を送らなければならないのか、分からないなら分からないと言いましょう。感謝の気持ちは、持ちなさいと言われて持てるものではありませんよね」

全く「いかがわしい先生の一言」でしかあり得ない。感謝の気持ちとか基本的な倫理観念とかは、本来家庭教育で培われるものではないだろうか。尤も日本国憲法下の戦後レジームの態勢では、そうした健全な家庭教育の環境まで破壊されてしまったので望み薄かも知れないが。それにしてもその家庭教育を蔑ろにするが如き印象操作の様な出方は看過できるものではないだろう。

昨今の医療危機は、我々の傷病時に必要な医療が受けられる担保まで損ねようとしているのだ。それを弁えれば 何故医師・看護師各位への拍手が必要かは、本来親達から子供達へ自然体で伝承されるべきもの。前川元次官は、その所への理解姿勢が抜けている。或いは不要とでも思っているのか?事実なら未だに社会問題化している、医療関係各位への云われなき中傷誹謗勢力に与する事ともなるのだがそれでも良いのか?天下り斡旋に関わり、夜の街へも出入りの「前川助平」・・

前川元次官はこれ以外にも「我国は人種差別が蔓延っている」様な言動を発している。これも我国内情からすれば間違いだろう。先日米合衆国内で生じた白人警察官による対黒人傷害致死事件をきっかけに生じた大規模な反差別運動は我国内でも相応の運動を見たが、全く米国内と同様の状況かと言えばそうでもない。首都圏で生じた外国人による交通違反への警察対応を巡っての問題と、米国内での傷害致死事件を強引に同一視するのは明らかな間違いだ。それを前川元次官の発信は、同一視を誘導する様な物言いの風にも受け取れる。発信は自由だが、政治行政の中枢に関わった人物の発言としては慎重さに欠ける間違ったシグナルとなりかねず、そのまま真に受け認める訳には行かないだろう。

この様に我国の大臣、次官経験者の様な立場のある人物や主要メディアの言論に疑問符のつき、全幅の信頼ができない時代。それは「言論の自由」が招いた負の側面でもあろう。読み聞きする我々国民市民の側にも、その事を強く意識した読解力リテラシーが引き続いて求められるという事だろう。残念な所でもあるが、我々は改めてその事を肝に銘じて日々の情報と向き合うのが良いという事だろう。今回画像はこの春先 JR名古屋駅南方「ささしまライブ」の一施設内に設けられたアニメ・ドラマ「エヴァンゲリオン」のキャラクター展示の様子を。

コメント (2)
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