既報の通り、昨夏の参院選・広島選挙区での公職選挙法違反(買収)容疑で元法相・河井克行衆議と夫人の案里参議の夫妻が逮捕された。この選挙に際し、総理官邸が広島選挙区の改選 2議席独占を狙っての選挙戦のあり方に 明らかな無理があった様だ。河井案理候補(当時)の擁立に際し、通例の 10倍ともいわれる 1億円超の選挙資金投入を初め、地元与党の有力候補も競合の末落選させたとかで、無理にして強引な選挙手法が与党内と選挙区に拭い難いしこりを残したとされる。
閣僚経験者の逮捕は憲政史上例がないとされ、容疑者の一 河井元法相は衆院当選 7回、第二次安部政権下では総理補佐官、党総裁外交特別補佐などの要職を歴任、総理の名代として「強い安倍外交」への貢献もあったとされる。又 菅(すが)官房長官にも近く、安倍政権下の実力派側近だっただけに 安倍総理の任命責任を問う声もむべなるかという所。なるべくなら同政権を支持したい拙者も、先の黒川元検事長不祥事に続き、最早庇いきれない趣も感じる所だ。どの途特定野党による対安倍総理追及パフォーマンス(アホーマンスかも知れないが)に終始するだろう国会延長に応じなかった事情は分かるが、閉会中審査などを適宜行い 必要な説明は適切に行って国民的疑問に答える様、切に願いたい。
前述の国政選挙不祥事は、やはり安倍総理が適切な管理監督を怠った云わば「放置」によって生じたのは事実だが、保守側各位も薄々ご存知の様に、こうした「放置」は他にもある。一つは安倍総理夫人・昭恵女史の事。まるで「糸の切れた凧」或いは放し飼い猫の様に 総理の意図に反し、勝手な挙動に出る性癖は知られる所だが、総理の側にも非があろう。
もう少し、秘書勢を通じてでも良いから強い監督をしておれば、或いは関西で生じた森友学園問題や、近年問題視された「桜を見る会」の異常な人数膨張の件などにしても、影響が小さいレベルの所で抑えられた可能性があろう。「名ばかりの、史上最悪のファースト・レディ」とも揶揄される昭恵夫人の行状は、果たして安倍総理の耳まで確実に届いていたのか、疑問の残る所だ。もう現政権も 4選の可能性がほぼ消えた以上、残り 1年ちょっとだが、これ以上昭恵女史の勝手な振舞いは見せて欲しくないのも事実である。
もう一つは、超党派の我国内媚中国大陸勢力との向き合いだ。「日本を取り戻す」の大政権公約を叶える以上は、想像を超える大勢力たる媚中国大陸派との険しい対峙もやむなきものと心得るが、残念ながら近年の安倍総理にはそうした強い姿勢が見られない。以下にリンク致す関連記事を参照下さればより理解が深まる事と思うが、媚中国大陸勢力は政界なら超党派、与党実力者の二階幹事長ですらそうである。
財界トップの日本経団連も似た様な姿勢だ。日本経団連は第二次安部政権発足に当たり「必ず中国大陸・中共政府の言い分を聞く様に」強く促したとか。全く我国の独立や尊厳を尊ぶどころか顧みる事もせず、ただひたすら自勢力の利益だけに拘泥する反国民的思考の連中たる事を、今更の様に思い知らされる。
旧民主党政権下で生じた沖縄・尖閣辺りでの中国大陸船舶による対海保艦衝突事件も、当該船長は結局刑事処分されず 事実上釈放状態で帰国させたとか。この背後には日本経団連の不良意向があった事は容易に想像でき、それに対する旧民主党の非力が見えようというものだ。勿論 この勢力の言いなりになっていては、ひいては我々国民の命や健康までも大きなダメージを被りかねない事は、此度の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の世界的流行で思い知ったはずではないか。
この疫病流行に対し、安倍政権は 確かに相当な取り組みをしてきた事は認めるものだが、それにしても総理夫人と媚中国大陸勢力、それに冒頭の大きな選挙不祥事の「事実上の放置」は安倍総理の大きな非というものだろう。「今直ぐに退陣を!」の特定野党の声高だけの主張は勿論スルーで良いが、来年には必ず来るその時を意識しての引責のあり方位は考えられて良いのではないか。前述感染症にしても、遅くとも夏が過ぎれば第二波感染拡大が懸念される情勢だとか。そうした事共への配慮もしながら、基本では退陣へ向けて歩を進めるべきというのが拙所感ではある。今回画像は、当地南郊の刈谷・大府両市境付近の田植えを終わった田園を行く 東海道・山陽新幹線列車の様子を。拙者は核武装だけは良しとしませんが、以下に 関連記事をリンク致します。(正しい歴史認識、国益重視外交、核武装実現様) http://deliciousicecoffee.jp/?no=7923#comment