一昨日から、条件付きで今季プロ野球試合がほぼ3カ月遅でシーズンに入った。序盤の3連戦 拙者の応援するセ・リーグ、中日ドラゴンズはお蔭様で 2勝 1敗と勝ち越しで 今季初の地元試合に臨める事となった次第。遅れの原因は、勿論今年初来流行の中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎流行に伴う試合見合わせが続いた事による。開始後も当面は無観客試合が続くが、勝敗をさておいても まずは試合ができる事を多とすべきだろう。悪くすれば今秋にも第二波感染が生じ得るとも言われる。考えたくはないが 再びの中断をも視野に、各チーム共悔いのない試合を心がけて頂きたいと思う。
本題です。前回も少し触れた 自衛隊陸上型ミサイル防衛装備「イージス・アショア」が、技術面の不安から計画の進行が停止された事に伴い、河野防衛相による当該二地域、山口、秋田の両県知事向けに陳謝が行われた。まずこの事に一定の理解を表したい。計画自体は河野大臣の着任以前からの事だが、まず最初に前述両県へのお詫びが発せられたのは当然とはいえ、賛否あるのは分かるもまずは妥当だったろう。それを踏まえて 当面は海上イージスの補強で対応を行い、安全度が担保された所で立地面の見直しをした上で 陸上イージスを再検討しても良いと拙者などは思う。与党内には 党に対する十分な相談がなかったとして不満を表す向きもある様だが、それは米国製装備である事で 自衛隊の責任は有限である事への配慮でもあるとされ、そうした不満を表にするのは不適当だろう。
それにしても既成メディアのこの件への扱いも、やはり適切を欠く様だ。少なくとも朝日新聞一味を初め 左傾メディアには陸上イージス計画そのものが撤回された様なバイアスのかかった記述が目立つ様だ。昨日の朝日ネット記事を見てみると・・
「陸上イージス。停止から撤回へ 政府、代替案ほ議論」
政府は 6/19、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画を撤回する方針を固めた。来週中に国家安全保障会議 NSCの四大臣会合で撤回の方向性を確認。NSCで 9月までに陸上イージスに代わるミサイル防衛などについて議論した上で、今年末にも防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を見直して正式決定する。
政権幹部が明らかにした。安倍総理は 6/18の記者会見で 陸上イージス配備計画の停止を受け、安保戦略のあり方を今夏に集中的に議論し 新方針を打ち出すと表明していた。
NSCでの議論は 6月下旬から始め、(予算)概算要求の締め切りとなる 9月末までの間に集中的に行う。NSCで決めた方向性を踏まえ、政府は今秋にも有識者による懇談会を設置し 国家安全保障戦略(NSS)の初改定に向けた議論を本格化させる。有識者懇談会の結論を受け、今年末にも NSSを改定。「ミサイル防衛」「ポストコロナ」「経済安全保障」の三つが改定の柱になるという。(引用ここまで)
此度の陸上イージス配備計画は、推進装備ブースターの安全落下が保障できない現状では一旦は撤回やむなしという面はあろう。ただ、将来に亘って永遠にどうかと言えば そうは断言できないのではないか。朝日記事を一読してみると、どう譲っても「今回は撤回」→「永遠に撤回」との願望を込めた思考バイアスがかかっている様に思えてならない。変更、捏造、歪曲が最早伝統的状況に陥っている朝日一味の論調からすれば、そう受け取られても仕方がないではないか。勿論詳しくは 国家安保会議 NSCとその関連会合の議論に待つ必要もあろうが、朝日一味を含む左傾メディアの出方はその辺りが意図的に混同され、真に受けると間違ったシグナルだったとかにもなりかねない。我々は、そうした所にも留意してこれら情報と向き合う必要があろう。
朝日一味はこれ以外にも、与党自民の ダーウィンの進化論を引用した改憲を目指す SNS発言に誤用があったとして、批判的見解多数に晒されているなどと報じたらしい。与党発言は責任重いだけに、誤用が正されるべきは当然で それに関する説明も誠実にされるべきだが、取り上げる朝日一味の姿勢はやはり不良と言わざるを得ない。進化とは関係のない改憲にダーウィン見解を結びつける発信を懸念する専門家見解を載せ「ダーウィン進化論で重要な『自然選択』は生物の集団の中に性質の違う多様な個体がいることで、環境の変化かせ起きても生き残る者がいることを指す。あくまで集団レベルでの現象であり、個体のレベルや憲法改正に適用できるものではない」とした。
本当にそう言い切れるのか。ならば自民ツィッター引用文中「唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」の下りを全否定できなければならない。そこまで断定する訳には参らないだろう。むしろダーウィン進化論の引用に一定の無理はあるにせよ、この一味が忌み嫌う改憲への流れを強めたくないという願望からだろう。そんなバイアスに迎合する様な意思は、少なくとも拙者にはない。これも又「間違ったシグナルの発信」の一つと心得るものだが。今回画像も 先年ので恐縮。新潟・山形両県に跨る日本海の名勝「笹川流れ」付近の様子を少し。通線路は JR羽越線。以下に、関連記事をリンク致します。(遠藤健太郎オフィシャル・ブログ様) http://endokentaro.shinhoshu.com/japan/post7206/