Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

空自曲技隊「ブルー・インパルス」の思い出少し

2020-06-01 21:03:41 | 国際・政治

2020=令和 2年 6月も、拙ブログを宜しくお願い致します。まだまだ続きそうな中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の脅威もあり 晴天に恵まれる事多かった先月は、例年と違って出かけるのを躊躇う各位も多かった様で皮肉な事ではあった。その一方、やはり多くの日本人は、苦境にあっても静かな対応で曲がりなりにも感染の大きな拡大を抑えてきた。福岡・北九州などで第二波と思われる感染の再燃が懸念はされるが、そこはここまでの苦しい経験から 少しでも賢明な対策でクリアできればとも思う所だ。

その様な状況下、先月末 5/29の日中 前述感染症との対峙と診療に全力を尽くす首都圏の医療関係各位への感謝と労いの意を表し、空自第 4航空団飛行群第 11飛行隊「ブルー・インパルス(Blue Impulse)」が特別飛行を催し 多くの共感を呼んだ由。以下、某ネット記事を引用して見て参りたい。

「ブルー・インパルス、青空広がる東京上空で 医療従事者に感謝のフライト」

新型コロナ・ウィルス症に対応する医療従事者らに敬意と感謝を示すために、空自のアクロバット・チーム「ブルー・インパルス」が 5/29、東京都区部上空を飛行した。

飛行の発表は前日 5/28。翌日 12:40pm頃から板橋上空を南東方向、上野公園上空から亀戸周辺で北東へ。都県境の葛飾区上空で Uターン、浅草→JR東京駅→五反田などの上空を経て丸子橋付近で北へ転回。渋谷西側、新宿上空などから板橋方面へ至る飛行ルートが当日朝に発表された。

ブルー・インパルスが東京都心部上空を飛行するのは、旧国立競技場の閉場イヴェントが行われた 2014=平成 26年 5月以来 6年ぶりの事。新型コロナ・ウィルス症の影響で空自による基地航空祭などが中止される中 2020=令和 2年度の展示飛行予定も未定となっており、ブルー・インパルスが展示のため飛行するのも 3/20に松島基地で行われた五輪聖火到着式以来となる。

5/29の東京上空は青空が広がり、埼玉県の入間基地から飛来の 6機編隊は、時折白いスモークを引きながら、東京スカイツリーや東京タワー付近、丸の内や新宿の高層ビル群上空など、東京上空広範囲を 20分程で 2周した。(引用ここまで)

本当に、色んな感謝と敬意の表し方があるものだ。東京都内には、特に感染症対策に強いとされる自衛隊中央病院を擁し、前述感染症とのし烈な闘いに臨む病院などの医療機関も多いが、飛行時間帯には多くの医療関係の方々が病棟の屋上に赴いての答礼や声援が見られた様だ。屋外だからと言って、決して密状態になっては拙いのも事実だが そこは専門家集団。対人間隔ソシャル・ディスタンスは概ね確保されていた様だ。政府や総理官邸、関係省庁のどなたの発案かは問わない。河野防衛相も経緯プロセスはどうでも良いとの見解を表した。モノ言いは確かにぶっきらぼうの印象付き纏うは事実も、そこはまぁ不問でも良い様に思う。

昔日で恐縮だが、拙者も餓鬼時分 親族の一人が空自勤務だった縁で「ブルー・インパルス」の曲技を拝見した記憶がある。当時は大阪万博の直前位で、この曲技チームはまだ浜松基地にあり、担当機材はロッキード F86Fだった頃だ。当日は生憎の曇天だったが、高低差を活かした迫真の曲技に暫し唸らされた記憶がある。平成に至り 現在の宮城県松島基地にベースを移し、この間 不運な事故も複数生じたもそれらを乗り越え、現在まで多くのパフォーマンスで航空ファンらを魅了し続けているのは広く知られる所だろう。又「ブルー・インパルス」のチーム名由来は、発足当初 浜松基地近くを流れる「暴れ川」で知られる天竜川に因む(「ブルー・インパルス」は青の衝撃と云う意)ものらしいとの話も聞いた。

医療関係各位に留まらず、首都圏の住民多数の共感を得る一方で、批判的な揶揄や不協和音が聞こえるのも事実。主なのは時節柄の税金浪費(の思い込み)とか、自衛隊の売名行為なる妄想、住宅や商業エリアの集まる首都圏上空での展示飛行は危険とかの見方もあったっけ。「予定調和」の過剰反応をした野党参議もいた様だ。だが今の空自は「安全は全てに優先する」思想が透徹されているはずで、万一の異常時対応も万全のはずだ。日本国民として、そこは基本信頼するのが嗜みというものではないだろうか。

別のネット記事を拝見していたら、その文中に あるイラン国民の言葉が紹介されていた。それによると「戦闘機が上空を通る時、その国がどの様な国かが分かる。人々が物陰に隠れる事なく 楽しそうに見上げたり、カメラを向けたりするのが良い国だ(以下略)」この言葉がいつの時も通じる様になった時が、我国が真の平和国家となる時だとも感じる。増して今回の空自各位は、眼前の感染症危機と死闘を繰り広げる医療関係各位への敬意と謝意を表す為飛来したのだ。同様の気持ちで返すのが、見守る国民市民としての礼節だろう。今回画像は、前述記事からの引用で恐縮。JR東京駅上空を行く前述の空自曲技隊の模様です。

 

コメント (6)
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