北鮮が、又も暴挙をやらかした様だ。2018=平成 30年に 当時進んでいた南北宥和の拠点として大韓民国が主になり建設された「南北(朝鮮=ちょそん)連絡事務所」棟が爆破された由。在韓脱北者団体が発した 金(きむ)北鮮政権への批判的言動放置への報復意図とみられ、昨今北鮮政権内での地位向上が目立つとされる 金 正恩(きむ・じょんうん)委員長の実妹、金 与正(きむ・よじょん)第一副部長の指示によるらしいとの事。
韓国大統領府・青瓦台からは当然「遺憾の意」が発出され、相応の警戒も強めている様だが、北鮮の強硬姿勢は相変わらずで、次は何をし出すか分からない。韓国内の問題はは同国政府に任すは当然として、我国政府と自衛隊各位には、沖縄・尖閣への中国大陸の出方と並行して、是非この動静にも目を光らせて頂きたいものだ。
本題です。来月初旬に投票が予定される 令和 2年の東京都知事選が明日公示予定だ。立候補が予定される人物は 10人超に上るが、実際の選挙戦は小池百合子現知事と 宇都宮健児・元日本弁護士連合会々長、小野泰輔・元熊本県副知事、立花孝志・NHKから国民を守る党々首、山本太郎・れいわ新撰組代表の 5名に絞られてきている様だ。前日の今日は 日本記者クラブ主催の共同記者会見が、折からの中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎感染の懸念から オンライン方式で行われた。前述感染症の防疫、経済支援両面と 東京五輪及び障碍五輪の扱いなどについて議論が交わされた様だ。
感染症対策の重要さは多少の差こそあれ全候補が一致して必要を認めるも、宇都宮、山本の両候補は独り親や非正規労働者への悪影響を抑える施策を主張、立花候補は経済への過度な自粛への反対を訴えた。東京五輪及び障碍五輪の扱いについては、小池候補が一部式典の簡素化など、費用面を絞って来年開催を目指すのに対し、小野候補が感染症終息に更に日数を要するとして 2024=令和 6年までの延期を主張、又 宇都宮候補は専門家判断など状況によっては中止、山本候補は現時点での中止決断を主張している。立花候補の意向は不明。
この二点の議論だけでも、今回の都知事選は審判が難しそうだ。何しろ前述感染症の新型ウィルスは全くの初物。得心しない所もありはしたが、小池知事は まずは良く対応されたのではないか。又 一部で疑問の上がっている以前の留学歴についての不明朗な所にも、必要な説明はされるべき。尤も、別な形で問題視される 蓮舫立民参議の二重国籍疑惑よりレベルは軽いかもだが、眼前の選挙を不利にしない為にも、この方のフォローはあった方が良い。
野党複数が公認(自主投票の、国民民主党を除く)の 宇都宮候補は行政面の力量がありそうなので前向きに接してきたが、某ネット記事で「在日勢力も関わる、国会議事堂前に少女像や徴用工像を設置する運動を容認している」指摘を受け評価を変えた。仮に拙者が東京都民だったら、同氏と山本候補には与しない事だろう。山本候補は「小池現知事の票を割り取る為立候補した」意図を表したが、現実はどう動くか分からないだろう。特定野党側の票が割れる可能性も大きくあるからだ。
宇都宮候補を支援する特定野党勢力には、節操が感じられない。前回の知事選、それ以前から複数回の次点に入るなど健闘の宇都宮候補擁立の当初案を突如取り下げ、当事の民進党が担ぎ出した鳥越俊太郎候補に鞍替えする信念のなさ。外された宇都宮候補には、立候補取り下げの脅迫さえあったらしい。残念ながら、同氏がその醜態につき 正面から語る事を避けられている節もある様だ。鳥越候補は当時既に高齢で健康面も怪しく、当選しても一期を務める体力があったかどうかも疑わしい。そんな候補を担ぎ出した旧民進党は、多分 TV放送の影響力を過信した政局優先連中の集まりだったのだろう。
とまれ 宇都宮候補は、前回は一度は見捨てた特定野党の連中に支えられる事になるが、果たして全幅の信頼など置けるのだろうか。仮に当選としても、その後の行政面などの適切な支持や支援があるかどうかは疑わしい。その辺りも、野党票が割れる可能性を孕んでいるという事だ。又、山本候補に加え 小野、立花の両候補も 浮動票にどれ位食い込めるかは未知数だ。
今回の都知事選は、何と言ってもあの新型感染症流行が 選挙に際しての判断を難しくしていると思う。小池現知事再選の可能性もそれは大きいが、自由民主党が独自候補を立てられなかったのは やはり弱く映るというのは気のせいか。感染症の動向と共に、明日から来月初まで努めて静かに この選挙を見守ろうと今は思う。今回画像も先年ので恐縮。首都圏北方、さいたま市内の大宮駅構内で捉えた、北陸新幹線列車の様子を。