線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

浅草観音温泉

2014年01月27日 21時48分18秒 | 温泉
 東京ついでに浅草へ立ち寄った。その時、何気に目に入ってしまった「浅草観音温泉」の文字。何だか動物的勘で入ってみたくなった。そこで早速ナビ開始!

 あった!

 有名なレジャースポット「浅草花やしき」のすぐ近くであった。しかーし!この店構え!

 冬なので葉はないがツタで覆われたビルになっている。

 早速中に入る!


 おおっ!何とも期待通り…いや期待以上の雰囲気だ。何だこの下駄箱と廊下の感じ。レトロな雰囲気だ。

 この男女別の入り口もいいね!

 「男湯MEN」
 やはり、浅草は外国人客も多いのかな?
 
 さて脱衣場。これも期待通りだ。この鏡!


 このマッサージ機!


 そして!浴室へ突入。


 大きめなタイル張りの浴槽が2つ。熱めと温めのようだ。お湯が黒っぽく見える。たっぷりとお湯が張られている。結構温まる。このご時世だけに、やや塩素臭もあるのはやむを得ないな…と思いつつ、壁を見てみると、「お湯の中の白い玉は、保健所の指導により消毒剤を投入している」という趣旨の注意書きがあった。何だか学校のプールみたいだ(笑)。まあ東京都のど真ん中の温泉ではしょうがないね。

 それにしても壁の画が富士山ではなくマーメイドというのも何ともいい。


 入浴したのは日曜日の午後4:00頃だった。それでも地元風のお客さんが5~6人おられた。もう慣れた感じの常連さんたちだ。

 風呂上がりに脱衣場で涼む。すると、地元のおじさんの会話がいい。

A:昼間っから風呂はいいな~。
B:そうそう。明日は何があるから分からねーからなあ。
A:病気にはなりたくねえな。
B:そうそう。いつ逝っちゃうか分かんないよ~。
A:思う存分、楽しんどかなきゃなあ。
B:そういえば、長野のあいつ。24億円も使っちまったの。
A:おお!いい気なもんだ。
B:でも逮捕されたときの顔、ゲッソリしちまってたなあ。
 (以下省略)

 何とも下町的雰囲気な会話であった。長野の使途不明金問題の話題がタイムリーに出て、信州人としてはいたたまれない感じでもあったが(笑)。

 そんな会話を聞こえないような顔をして聞き、笑いそうになるのをこらえて、脱衣所を後にした。


 出口に向かうとき気付いた風景をもう1つ!

 こんなの、昔あったなあ!

 しかし、張り紙が笑えた。
バンビさんは動きません

 もう~!大笑い!


 昭和のいい香りのする温泉だ。


温泉データ
 料金:700円
 営業時間:6:30~18:00
 定休日:水曜日
 開業:昭和32年
 泉質:重曹泉
 泉温:26.3度
コメント
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