線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

小泉大日堂御開帳~二十五菩薩来迎会

2011年04月17日 21時25分39秒 | おまつり
今日は小泉大日堂御開帳だった。60年に1度の本開帳と、30年に1度の仮開帳があるのだそうだが、今回は本開帳であった。

午前中、8:45より開会宣言。続いて町小泉の獅子神楽、そして二十五菩薩来迎会といった芸能や行事が続く。稚児行列も着いて、いよいよ御開帳の法会。
午後は再び、二十五菩薩来迎会、下室賀の三頭獅子とささら踊りが奏演された。

自分は午前中の二十五菩薩来迎会を目当てに、出かけてきた。

上田市立第六中学校校庭が駐車場で、ここからシャトルバス。高仙寺まで着くと、露店も出て、賑やかな雰囲気があった。

そして坂を登って大日堂へ着く。すでに人々は集まっていた。
自分も参拝した後、堂前の広場でスタンバイ。

まず、8:50から町小泉の獅子神楽。丸一系太神楽だ。仮設舞台の上で行われた。

続いて、9:30から二十五菩薩来迎会。これは、もともとは地元で執行していたようだが、今回は小諸市平原の二十五菩薩来迎会保存会の方々が演じられた。
よく知れられてはいるが、実際に見る機会は少なく、自分も今回が初めてであった。

まず「鳥面」の登場。2人の舞。


続いて「天人」。白装束で優雅な2人舞。


そして、いよいよ「二十五菩薩」のお練りだ。




なかなか荘厳な感じ。

そして「和讃」とともに、行者の救済という場面になる。


地方の寺院での行事であり、素朴ではあるが、こんなに華やかな雰囲気を伝える仏教系芸能が残されているのは、すごいことだと思う。

時間の都合上、自分はここで帰宅した。しかし、初めて見た「二十五菩薩来迎会」は、なかなか素晴らしかった。小泉大日堂御開帳としては、次回は30年後の仮開帳を待たなければならない。
しかし「二十五菩薩来迎会」は、またどこかで演じられる機会もあるだろう。

また訪ねたいものだ。


そして、好天に恵まれた大日堂御開帳を後にした。
 
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