東北地方沿岸の民謡⑤

東北地方を思い、つぶやくの続き。

《閖上大漁節》（宮城県名取市）


○今朝の日和は　空晴れ渡り（チョイ　チョイ）波静かエー
＜アリャエー　エノソーリャ　浜は　大漁だエー＞（ハァ　エンヤサー　エンヤサ）


○船出せ出せと　乗り子も揃い　いでて行くエー


○歌え踊れよ　大漁祝い　たんと飲めエー


○鮪鰹混じりで　一万行李　積み込んだエー


○お目出度よ　五色の印　立て揃えエー


○網袋船いずこか　まねぎを揚げて　呼び寄せるエー


○東南の沖から　近づき来るは　鮪と鰹エー


○乗り場はどこ　金華山（おやま）の近く　急ぎ行くエー　


仙台市の南、名取市の閖上漁港で歌われてきた祝い唄。この地も大津波による被害の大きかったところ。イギリスＢＢＣのNewsは“巨大な津波によって地図上から姿を消した”と伝えたという。