福井県坂井市三国を訪ねた日、当地の真言宗の古刹、瀧谷寺に立ち寄る。
開山は南北朝時代、睿憲上人による。中世には、朝倉氏や柴田勝家、福井藩主・松平家、丸岡藩主の有馬家といった武将の祈願所として、保護を受けてきたという。
暑い8月の午後に立ち寄る。
総門をくぐる。ゆるやかに上る参道は木陰の中の道。暑い日にも関わらず、ひんやりとしていた。
重要文化財の山門。階上には鐘楼があり、鐘楼門ともいう。
きれいに清掃された境内。そして、やはり重要文化財の本堂は、江戸中期の建物で、寄棟造り。ご本尊は薬師如来。
本堂内に上ると、お寺の方からご丁寧に説明を受ける。本堂から続く観音堂を巡り、本堂裏手の庭園を見学。ここは昭和4年に日本名勝庭園の一つとして、文部省より福井県下最初の指定を受けた山水庭園だそうだ。
本堂を出ると、宝物館で国宝の金銅毛彫相華文磬、仏像・仏画、古文書、美術工芸品などを見る。
暑い日であったが、とても涼やかな境内で、とても清々しい気分。
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