今年は「寅年」で、御柱の年だ。本家の諏訪大社ではすでに「山出し祭」が済んでいる。
そして、地元・上田市下之郷に鎮座する生島足島神社でも大規模な「御柱大祭」が行われる。平成22年度は、4月17日~19日の3日間である。
そして今日は「本祭」の日。出かけることにした。
御旅所には9:00集合、神事。自分が着いたのは、10:00ちょっと前。10:00には花火の合図で、諸役が読み立てられ、「御旅所」を出発する。
本祭は、御柱をお迎えに行くというの意味で、この行列を「御練り行列」という。天狗(猿田彦大神)が「御先導」。その後、「太刀行事」「長刀行事」「弓行事」という神様が続き、進んでいく。
そして一之柱から曳き出される。
「さあさあ 皆さん お願いだ~」という「木遣り」の合図で動いていく。諏訪のようなメロディックなものではなく、かけ声的ではあるが、かなりの声量であった。
やがて大勢の曳き手によって、走っては止まり、走っては止まり、少しずつ進んでいく。
今日は天気はいいものの、風が寒い。御柱の曳行がやや遅い感じ。先に神社へ行ってみることにする。
神社では参拝したり、お守りを買ったりしていたら、12:00をまわったので、軽く食事した。
すると境内では「助練り」の1つ、下之条の太神楽が到着していた。拝殿前の「神楽殿」で一舞あるというので、見学する。演目は、通常の幣舞のような神事舞と、「お染久松」が演じられた。
さて獅子舞が終わると、神社の鳥居前に行列の先頭が到着した。
だんだん小舟や五色の旗、御先箱、御榊等の役が続々到着。小舟からは「餅投げ」が行われ、盛り上がった。
さて時間も結構過ぎたので、御柱曳行を見ながら逆方向に進んでみる。
田んぼの辺では、柱をはずして、曳き上げるような場面もあって、盛り上げていた。
そんな賑やかな曳き手の様子を見ながら、帰宅した。
明日は「奉建祭」。いわゆる「建て御柱」が午前中に行われる予定。
さすがに月曜日なので、見に行かれないが、また建て終わった御柱を見に行くことにしよう。
いい天気ではあったが、ちょっぴり寒い「御柱大祭」であった。