浜田屋遼太

世の中のために何の役にも立たないブログ  お暇なお方は是非どうぞ(^^♪

卓上

2021-12-15 | 日々是好日

ラーメン屋でも定食屋でも、何でもいいけどそういうたぐいの店に入って座る。

そうすると箸立てが目に入る。

そして調味料セットが目に入る          

こじんまりとした台みたいなものの上に載せられている。

台の面積はせいぜいハガキ大なのに、そこには各種容器が押し込められているワケだから、どうしても「ひしめき合っている」という感じになる。

醤油は刺身代表、ソースはフライ系、七味唐辛子はうどん蕎麦系、酢とラー油は餃子というふうに、固い地盤によって支持されている。

いわば調味料、及び香辛料のエリート集団である。

塩や胡椒はどうか。

塩と胡椒は調味料、香辛料の王者である。

塩と胡椒なくして料理は成立せず、とのお墨付きがいずこからともなく出てくる。

それほどの実力者たちなのに、ひとたびテーブルの小島の上に並んだとたん、その存在感が薄くなる。

胡椒はラーメンのとき、香りづけにふりかけるだけ。

ふとラー油の容器が目に入った。

ラー油のビンは常にうす汚れていて貧しげだが、もしひとたび餃子を注文してラー油が無かったとしたら…

ラー油のはかり知れない実力、強力な存在感、その有難みが胸に迫るのであった。

しかしどの店のラー油も、店の人にかまってもらえないのか、油でヌルヌルギタギタしている。

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シジミの味噌汁

2021-12-15 | 日々是好日

シジミの味噌汁はしみじみ旨い。

五臓六腑にしみわたる          

特に肝臓のあたりにしみわたる。

大酒を飲んだ翌朝のシジミの味噌汁は特に旨い。

飲んでいて「頼むぞ」という気持ちになる。

不思議なもので、アサリの味噌汁だと「頼むぞ」という気持ちにはならない。

豆腐の味噌汁でもならない。

シジミのときだけ、そういう気持ちになる。

 

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