今日は溜まったポイントを使って、チネチッタで再び映画鑑賞。
本作は、強欲な人間の手によって、本来受け取るべき主人公ダニー・コリンズのもとに届かなかった40年前のジョン・レノンからの手紙が、ダニーにもたらした人生の転機(奇跡?)を描く。
実際にジョン・レノンからの手紙が30年数年ぶりにフォーク歌手のもとに届いたと言う実話から想を得て、ダニー・コリンズと言う架空の人物を主人公に創り上げた . . . 本文を読む
母に見捨てられた子どもは、早く大人になる。
原題"JACK"は主人公の名。端的に言えば、6歳の弟マヌエルと共に母に見捨てられた10歳の少年ジャックの、母を捜して~母と連絡が取れないことには、自宅アパートの部屋にさえ入れないのだ~ベルリンの街を昼夜彷徨い歩いた3日間をメインに物語が展開する。
奔放なシングルマザーの子育て放棄~ネグレクト~による子ども達の困窮を描いた映画と言 . . . 本文を読む
主人公のイカレっぷりが怖い…
「ナイトクローラー」とは、事故・事件報道専門のパパラッチを指す。直訳すると「夜を這う人」。夜の徘徊者と言ったところか?
ローカルテレビ局へ売り込む為のスクープ映像を求めて、LAの街を夜な夜な徘徊する主人公、ルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)。
無職で窃盗まがいのことを繰り返していた彼は(冒頭のシーンで、彼の品性の下劣さは十二分に伝わって来る) . . . 本文を読む
このスタント、トム曰く、雑談の中での監督の思いつきを、トムがふたつ返事で実現させたものらしい。しかも、より高い完成度を目指して8回も行ったらしい。恐るべき、その完璧主義っぷり!(笑)こんな命知らずなスタントを8回もやるスター俳優なんて、世界広しと言えどトムぐらいなものだろう(呆)。
トム・クルーズ演じるスゴ腕スパイ、イーサン・ハントの超人的な活躍を描く人気シリーズ、『ミッション:インポッシ . . . 本文を読む
昨日はレディースデイと言うことで映画を見て来た。ちょうど県立図書館から借りた本の返却日でもあったので、映画の前に図書館(分館)に寄ってからランチを食べた後、映画を見た。
本作はフランス近代文学の文豪フローベール作『ボヴァリー夫人』に想を得た、英国人絵本作家のコミック?が原作らしい。
舞台はフランス北西部の自然豊かなノルマンディー地方で、そこに英国ロンドンから越して来た一組の夫婦を巡る . . . 本文を読む
今年も既に半年が経過した。時間が過ぎ行くのが、年々加速度的に早まっているのを感じる。実感的な1年の長さが、自分の年齢分の1だから(幼い時の1年はすご~く長く感じられたような…)、仕方ないのか?
今年も前半を終えたので、この時点で映画鑑賞の振り返りをしたいと思う。日々忙しい方には「ヒマなんだねえ」と呆れられそうな鑑賞数だが、一番の趣味なので、何と思われようと、これもまた仕方ない。なお、テレビで . . . 本文を読む
このブログで繰り返し述べているが、この世に完璧な人間なんて、おそらくいない。ごく最近のお気に入りのフレーズで表現するなら、人間は皆、「尊ばれるべき霊性」と「愛すべき無様さ」の両面を持った存在だ。表面上は様々な属性によって差異が見られても、外側の虚飾を剥いで、その内面を突き詰めれば、皆、そんなものだと思う。
斯くいう私も偏見や差別意識においては、自分の無知を恥ずべき点が多々ある。人間が何か . . . 本文を読む
昨日、幸運にも川崎チネチッタ(本当にチネチッタは上映作品のチョイスが素晴らしい!)で、本作の舞台挨拶付き上映を見て来た。
舞台挨拶では出演者の生の姿を見られるのと同時に、製作裏話を本人や監督自身の口から聞けるのが嬉しい。今回は本編上映終了後、余韻覚めやらぬうちに、松永大司監督と主演の野田洋次郎が登壇。お二方の挨拶の後、短いながらも観客との質疑応答の時間もあり、おかげで個人的には作品への愛 . . . 本文を読む
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」と言う長たらしい副題が付いている本作は、昨年から今年にかけてベストセラーとなっている実話ベースの本が原作だ。
当初は正直、"必見!"とまでは思っていなかったのだが、たまたま某テレビ番組で著者の塾講師坪田氏が紹介されていたのを見て、その先生の人柄に興味を覚え、映画を見ることに決めた。
番組で紹介されていた坪田氏は、と . . . 本文を読む
人ひとりの人生なんて、国家によっていかようにも翻弄される。しかも残酷な形で。
日本人として日本に住んでいると、良くも悪くも国の体制がユルイせいか、国民の平穏な生活を容赦なく奪う国家の横暴をあまり意識せずに生きていけるが、世界を見渡すと、日本のような国は存外少ないのかもしれない。
本作は、1966年から77年まで続いた文化大革命* 時の中国の、ある家族の姿を描いている。かつて夫(チェン . . . 本文を読む