本作は是非オススメ、と言う類の映画ではないけれど、見ていていろいろ思うところがあったので、率直な感想を綴ろうと思う。ちょっとネタバレとも取れる発言もあるので、これから見る気満々の人は、その点にご注意!
雑ぱくに言うと、幼なじみとして強い絆で結ばれた二人が、運命のいたずら(二人の優柔不断さ?、若さゆえの放縦さ?)で、傍をヤキモキさせるようなすれ違いを繰り返す物語だ。若い二人の恋の顛末を描い . . . 本文を読む
映画を見終わった後、ついついヤフー映画のユーザーレビューを見てしまう。
自分の感想と世間の評価の違いを知りたいと言うのもあるが、最近の興味は、概ね評価の高い作品の中でも、評価が二分されている作品の、低評価のレビューが面白いので読んでいる(先日の「小野寺の弟、小野寺の姉」もそうだった…)。
高評価は大体似たような感想が並ぶ中、低評価のレビューは個性的である。例えば「インターステラー」で何れも低評 . . . 本文を読む
昨夜、「公開前夜祭」と銘打った上映後トークショー付の試写会を、日比谷のワーナーブラザーズ試写会室で見て来た。
言わずと知れた鬼才?クリストファー・ノーラン監督の最新作。
タイトルの"INTERSTELLAR"とは、「星と星の間の、星間の」と言う意味の形容詞。名詞じゃないんだなあ…その後に続く言葉、名詞を、作品を見終わった後に、各々が、それぞれの解釈で付ければ良いのだろうか?
上映 . . . 本文を読む
今年見た中でも、個人的には最高と思える作品のひとつ。
6才の少年とその家族の、その後の12年間の軌跡を描いた作品である。
異色なのは、主要キャストを変えずに、
12年間に渡って、ひとつの物語を紡いだこと。
それはつまり、キャストにとっての12年間が、
約3時間の作品の中に凝縮されているとも言える。
サイド・ストーリーとして、メイキング映像も見てみたいものだ。
全編を通じて流れる楽曲の . . . 本文を読む
本作を公開中のチネッッタでは、パンフレットが早々と売り切れる程の人気ぶり。私も映画館で見た予告編につられて見てみた。
元々、姉弟同キャストで舞台劇だったのを、違う筋書きで映画化した作品らしい。両親を早くに亡くした年の離れた姉弟が、互いを思いやりながら、慎ましく暮らす様子を描いている。姉弟は古びた佇まいの家に住み、二人を取り巻く周囲の人々は温かい。日本が昔から得意とする人情劇の舞台設定であ . . . 本文を読む
大女優ヘレン・ミレンの女っぷりは相変わらず…
とあるフランスの田舎町で、
通りを挟んで繰り広げられるフランスとインドの料理対決。
異文化のぶつかり合いの先には、
意外にも、
「普遍的な価値観の共有」と言う、
不和を解く鍵があった。
期待した以上に素晴らしい作品で、胸を打たれた。「料理をいただく」と言うことの意味や、「家族の絆」と「志を同じくする人々との . . . 本文を読む
期待した以上に面白かったよ♪
かなり容赦ない暴力描写だけど
ゆえにPG12。
今年の12月には還暦を迎えるデンゼル・ワシントン御大が、無敵の元CIAエージェント、現ホームセンター従業員ボブこと、ロバートを演じる本作。日中はホームセンター(←その巨大さにはビックリさすが大国アメリカ。何もかもスケールが日本とは違う)の店員として働き、深夜には24時間営業の近所のダイナーに繰り出して、紅茶 . . . 本文を読む
元々映画の感想を記す為に始めたブログなのに、ここ数年は殆ど映画の感想は書いていない。しかも怠けて書かずにいると書き方の要領を忘れてしまい、益々書くのが億劫になるものだ。
時々、自分はなぜ映画の感想を、しかもそれ相当の時間をかけて(←映画の情報を集めたり、画像を加工したり、文章の構成を考えたり、何度も推敲を重ねたり…)書いているのだろうと思う。何より書くことで映画を見た時の感動が蘇り、その感動 . . . 本文を読む
後からじわじわと様々な感慨が湧いてくる映画。
米映画界のナイスガイ、マット・デイモンが鬼才ガス・ヴァン・サント監督と『グッドウィル・ハンティング』以来、タッグを組んだと言う本作。それだけで期待も大いに膨らむと言うのに、なぜか神奈川県では現時点で上映がなく、都内でも2館のみ。しかも2012年制作の映画が今頃公開という不可思議さ。
おそらく、本作で扱われているシェールガスを巡る話が、エネ . . . 本文を読む
今から10年程前のことである。美術館の帰り、ひとり電車に乗っていた。いつものように自宅最寄り駅で降りて、当時構内にあったパン屋に入ったところ、突然、見知らぬ外国人に、英語で話しかけられた。
「英語を話せますか?僕は○○に住んでいるんだけれど、君と話したくて、電車を途中で降りたんだ」と。も、もしかして、40代にして、人生初のナンパ?
その外国人、浅黒い肌に、身長は190cmは軽く超えて . . . 本文を読む