これは我輩愛用の湯たんぽである。
・・・・・・もう春なので使ってないが。
「ぬくめどり」と言う言葉がある。冬、湯たんぽあたたまった布団へ入る時は極楽浄土へ昇る気分だ。
鳥類の鷹殿は湯たんぽを持たない。寒い夜は小鳥を捕らえて足を暖めると言う。そして朝になると逃がしてやる。逃げた方向の狩りはその一日やめるそうだ。・・・・・・・・いい話である。足を暖めるために小鳥を獲る鷹を「ぬくめ鳥」と言う。
別の鳥の話だと、「やめろ」と言われてもイランに行く鳩がいる。そんなこと言ってネエーーとイランに抗議したとか。・・・よけいなことをする鳩は気の毒にも、川柳のネタになりっぱなしだ。「・・・・糞害よりも口害の小鳩」とか川柳に詠まれている。