この版画は炭火を使ったアイロンだ。
炭など最近見たこともないが、小さい頃は全盛だった。あの勢いよくおこる火を「一升マスの中の牡丹」と言う謎かけがあったそうだ。
たしかにあの火の様は牡丹のようだ。・・・・・・と言っても見たこともない国民はピンとこない。
炭と言えば、親父が戦争から帰ってきて勤める仕事もないから山へ入って釜をきずき炭を作っていた。その山の木を切るわけだ。結構ハゲヤマになった山は今では木が青々ともとにもどっている。
戦争や紛争があっても人間の心のつみあげで、前へ進めるのだ。
あの戦争から幾星霜。戦争体験のないトップが隣りの国と仲良くできないのは何故だ。
正月近いので、版画など彫ってるとおこごとが飛んでくる。
下絵だけ手をつけた。神戸の中華街のにぎわいだ。