武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

山頭火

2014年06月09日 | Weblog

あの山頭火は昭和11年5月に信州にはいっている。
小諸懐古園では
浅間は千曲夕べはそぞろ寒い風
ゆふ風さわがしくわたしも旅人
を残し
風かをる信濃の国の水のよろしき
虱がとりつくせない旅から旅
など詠んでいる。

わたしの小さい頃にボロをきた人が線路沿いに村にはいってきた。
「乞食」が来た。と言って「こじき、こじき」とガキどもがからかっていた。
そのうちのひとりが私でもあるが・・・・・・・
もしかしたら山頭火も、そんなかもしれない。

現代は「ホームレス」という。
歌壇などに「ホームレス」と名乗っている方もいる。
それぞれの生き方があって、山頭火の生き方に現在人がひかれる要素があるのかもしれない。時々ブームがくるのもそのせいか。