武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

塩の道探訪

2014年09月22日 | Weblog

ながらくお願いされていた「牛方の宿」を彫ってみた。ちょい違う感じもするが・・・・・・
これは小谷・沓掛に現存する牛方の宿である。改装されてちょいきれいになっているが。
江戸時代千国街道はなやかし頃は、物資の流通はすべて「ぼっか」と「牛」が主役だった。
荷物には過ごし荷と継荷があり、継荷だとこういう宿を使う。過ごし荷の特急便になる糸魚川と大町の80キロを一昼夜で運び、そこから松本まで一昼夜で運んだと言う。冬場はさぞかし大変だったろう。これだと宿に荷をおろし休むことは1ヶ所だ。
昔に人は健脚だ。足のおとろえた現代人には考えられない。
松尾芭蕉の「奥の細道」の行程をみて、こんなに1日歩くのは忍者または隠密ではなかったかと言われる。たしかに今だと考えられない距離を歩く。昔の人は健脚なのだ。