武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

ねずみ穴

2009年04月20日 | Weblog

協会で県下の高校へ出品要項を送るというので、調べたら100校はあった。高校生に呼びかけても反応はどうーーーーかな。こっちが勝手に思っているだけだから・・・・とか思いつつ。無駄な時間と金の浪費になりはしないかと思いつつ半日が終わった。写真は先日、馬羅尾へ行った時に史跡で撮った写真です。俗に「ネズミ穴」とか。というとネズミの穴と思ってしまうが(この穴は今御開帳の長野善光寺に通じると。)高札によるとネズミのネは「寝ず」で「ミ」は「見」で、つまり寝ずに番をした砦?の跡らしい。穴とネズミは結びつきやすいからね・・・・

 

桜散る史跡に残る鑿の痕


原点

2009年04月19日 | Weblog
写真は版画教室の受講生の作品をパチリ。
どうにかスタートした教室であるが、熱心に取り組んでおられる。性格にもよるがキチンと計算してやっておられる。
私などは最近アバウトに手をぬくことを知っている。手抜きせずに取り組む姿勢は持ち続けたい。

テレビでゴルフのプロをめざすこどもを追っていた。夢を追ってといっも・・・・現実は夢が実際に実現できるのは、ごく一部の人だ。あまり夢をもて、夢をもてと追いやるのもどうだろうか。かれらの幾人かは現実とむきあい、うまく乗り切れればいいが・・・ま、そんなにひ弱ではないか・・・

おごれる人も久からず・・・

2009年04月18日 | Weblog
「声を出して読みたい日本語」の著者齋藤孝先生によると「平家物語」は肉体の文学であると。登場人物たちがよく動き回り、躍動的で、記述も派手で黒澤明の「七人の侍」の三船敏郎の動きを連想するという。なおさら琵琶法師の語りが肉体的要素を高めているという。
そう言われて読むと「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色・・・・」の文体はすごく歯切れのいい、なんともいえない高揚してくれる時代絵巻だ。

すこし昔にかえって・・・

2009年04月17日 | Weblog
昔の版画の下絵が「ひらひらと」と出できた。版画をはじめた頃の作品の下絵だ。今とちがって前向きに苦労している当時の自分をみた。原点に帰れとはこういうことだ。?。
先日、あるお母さんにいきあった。お子さんが障害があるけれど小学校はみなさんと一緒の学校へ入学させたい。そんな願いもあって保育園の活動を見学にいったりして入学を迎えた。担任の先生やまわりの理解もあって学校に溶け込んでいた。ときどき教室をのぞくと、懸命にコミニュケーションをとる彼と受け入れようとするまわりの子どもの姿があった。かれが三年生になる頃、わたしはそこを去った。
ひさしぶりにお母さんにあって聞くと、高校生になり親元をはなれ寮生活を送っているとのこと。お母さんの話しぶりから彼の自立ぶりがうかがえ、なんとなくうれしい気分になった。
ラジオの人生相談では自立できない子をもつ子離れできない親が相談してた。

さる

2009年04月16日 | Weblog
今日は午前中、公民館の山野草講座の場所を決めるため下見に行ってきた。
馬羅尾高原というところだ。読み方は最初めんくらう。バロオという。一緒に行った講師をしていただく方によると、今年は芽吹きがはやいらしい。
途中猿の一団にあった。小猿のいるときなど要注意。熊もそろそろ冬眠からめざめる。要注意。
猿も平然と歩いていた。全然人間など問題にしないのだ。一の沢をめぐって、須砂渡をまわった。
結局馬羅尾にした。

水温む

2009年04月15日 | Weblog

今朝は雨があがった。一昨日から叔父の通夜・葬儀であった。火葬から雨になった。命のはなさな、一段と年齢とともに感じる自分がいる。

 叔父送くり

火葬場から見る山桜

 

写真は黒澤明監督の映画「夢」の舞台の万水川の水車である。


琵琶法師

2009年04月14日 | Weblog
芳一の奏でる琵琶は中国から伝わった言葉だそうだ。中国でも他の国からきた外来語だとか。琵琶はもともと確かにシルクロードを経て伝わってきたという話は聞いたことがある。ペルシャ語でビーバーとか、バルバットといったそうだ。それが琵琶という字が当てられらしい。
「芳一豆本」をいそがしくてほってあるので、はやめにやるか・・・・休んでいるとやりたくなる・・・・この繰り返しだな。

花のいのち

2009年04月13日 | Weblog
俳優の森みつ子さんが「放浪記」の上演のニュウースで出ていた。
89才だそうだ。・・・・・すごいことだ。まったく。
「放浪記」の林芙美子といえば「花のいのちは短くて苦しきことのみ多かりき」の文章を思い出す・・・・・・
あれほど爛漫に咲いている桜の散りぎわの「あわれ」は、文学者の心を揺すぶるのだろう・・・・文学者だけでもないか。と書いていたらテレビから森山さんの息子の「さくら」の歌が流れてきた。それからしばらくして電話がなって親戚の訃報も届いた。

春の疲れ・・・

2009年04月12日 | Weblog
昨夜は公民館の役員会で若干疲れ・・・今日は版画協会の理事会で午前中が終わった。午後は松川あたりまで桜をみるというのでつきあった。
フリーマーケットものぞいた。大勢の人と店が出ていた。
高瀬川の新緑がきれいだった。この川をたどっていけば「黒部の太陽」の黒四ダムにいきつく。テレビ放映のおかげで地元温泉に客が増えたとか・・・・・
版画は穂高の赤い大きな下駄で有名な東光寺です。

芳一夜話

2009年04月11日 | Weblog
最近版画をつくると肩が凝るので、随分ながく彫刻刀をもってなかった。久しぶりに肩の凝らない豆本を思って作りはじめたが・・・・かえって細かいので肩がこる。この上に文字を入れると益々あぶないので絵だけにした。
「耳なし芳一」の、物語である。