久しぶりにシュークリームが食べたくなった。1回に焼ける量は18個。今日はお客さんもあるし、この数では、子供達が「思いっきり」食べるには少ない。
そこで2回焼いて、全部で36個。これなら文句あるまい。クリームには、バニラビーンズをたっぷり入れて、「超」バニラ味。おいし~♪
<さくさく*シュークリーム>
手作りシュークリームは、皮がさくさく、クリームはトロ~リ。いくつでも食べられちゃうおいしさ!
■材料 (18個分)
牛乳 ・・・ 120ml
バター ・・・ 50g
砂糖 ・・・ ふたつまみ
塩 ・・・ ひとつまみ
小麦粉 ・・・ 70g
卵 ・・・ 2個~2個半
カスタードクリーム ・・・ 1単位分(下記参照)
生クリーム ・・・ 1パック
1 卵は割って、といておく。バターは室温に戻しておく。
鍋に牛乳、バター、砂糖、塩を入れ、中火にかける。バターが溶け、牛乳が沸騰したら、小麦粉を一気に入れる。 木べらで、力強く混ぜる。ひとかたまりになって、粉っぽいところがなくなったら、火からおろす。
2 卵液を大さじ2~3杯ぐらい入れては、混ぜる。なじんだらまた入れる。これを繰り返す。木べらですくって、落としたときに、「1・2・3」で落ちるぐらいのかたさがちょうどいい。落ちないまたは、ぼてっと落ちて、薄い膜が木べらに残らない時は、卵液が少ないので、卵をもう少し入れてください。たらたらたれるようでは、卵の入れすぎ。
3 オーブンペーパーをひいた鉄板に、生地を搾り出す。搾り袋に1cmの口金をつけ、生地を入れる。直径2cmほどの大きさに搾り出していく。
鉄板に押し付けるようにして、搾り出し、すっと上に引いて、生地をきる。くっつかないように、間をあけて。搾り出した生地のてっぺんを水をつけた手で押さえて、形を整える。
4 オーブンは220℃に予熱しておく。生地を入れたら、200℃に落として、20分、その後180℃に落として、さらに6~7分焼く。濃いキツネ色になるまで。途中でオーブンはあけないこと。シューがふくらまなくなってしまうので。 焼きあがったシューは、ケーキクーラーの上で、冷ます。
5 カスタードが冷めたら、生クリームとあわせる。カスタードはやわらかく練り直し、生クリームは10分立てにする。やわらかいと、ドロドロになっていまうので、分離寸前まで。
あわせるときは、完全に混ざる一歩手前でやめておく。生クリームの筋が残るぐらいでよい。これを5mmの口金をつけた絞り袋に入れる。
シューを切り、クリームをつめる。
一言メモ
小麦粉は薄力粉ならふんわり、強力粉ならさくさくになります。牛乳を水にすると、よりやわらかく仕上がります。お好みの配合で、どうぞ。
<あっさり*全卵カスタード>
全卵を使った、さっぱりタイプのカスタードクリームです。
■材料
卵 ・・・ 1個
牛乳 ・・・ 250ml
砂糖 ・・・ 40g
薄力粉 ・・・ 20g
バニラパウダー ・・・ 小さじ1/2
1 鍋に牛乳とヴァニラパウダー、砂糖を半分ぐらい入れて、火にかける。砂糖を入れるのは、焦げるのを防ぐため。沸騰直前まで温める。
ボウルに卵、残りの砂糖、薄力粉をいれ、泡だて器で、よく混ぜる。
2 温めた牛乳を、ボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜる。漉し器で2~3回漉す。この時、漉し器をあらかじめ、水でぬらしておくと、使いやすい。
3 鍋にカスタード液を戻し、中火にかけ、木べらで、よく混ぜながら火をとおす。だまにならないように、手早く。とろみがついてから、さらに煮詰め、ふつふつしてから、ゆっくり3つ数えてからとめる。
4 バットにあけ、ラップを表面に張る。こうすると表面にまくが張らない。保冷材で、すばやく熱を取る。(雑菌の繁殖を抑えるため)保存は必ず冷蔵庫で!!
5 使う時は、ボウルに戻して、ゴムべらでやわらかく戻す。やわらかさは、お好みで。とろっとしたぐらいがちょうどいいです。
一言メモ
ボウルに戻す時、バットからペロンとはがれたら、うまくできた証拠。べたべたとしていたら、煮詰め不足。
厚手の鍋を使って、中火ですばやく炊き上げること。焦げるのをこわがって、弱火で煮ていると、のりのようになってしまいます。
ヴァニラパウダーがなければ、オイルやエッセンスで代用してください。