ヒルズ族がエコカーに乗る時代

もうミエとかの時代ではありませんね。

昨日、Ｈ先生の家で鍋パーティーをしました。
どうもＨ先生、博多で開かれた学会に行って以来、モツ鍋に凝っちゃって、
会うたびに「モツ鍋食べに行かない？」というのですが、
ついに家に友達を呼んでまでモツ鍋パーティー。
ま、そのうち飽きるだろうけど・・・（笑）

さて、そこに、後輩のＯ夫婦がやって来ました。
彼らとはもうかれこれ１年くらい会っていませんでした。
Ｏやんは、もともと某外資系の会社でバリバリやっていた金融のプロで、
いわゆる六本木ヒルズに住むヒルズ族ですが、
去年のサブプライム問題の後は、そっちの方面から足を洗ったのか、
突然錦糸町で外国人観光客向けの和風旅館を始め、
これが評判を呼んでいます。
まぁそれくらい目端が利く人間ともいえるわけです。

そのＯやん曰く、「来週、インサイトが来るんですよ」
「インサイトっていうと、あのホンダのエコカーの？」
「そうです、そうです」
「へえ～っ」てなもんです。
ヒルズ族がエコカーを注文する時代なんですね。

というか、全部のヒルズ族がエコカーに乗る時代なんじゃなくて、
エコカーに乗るヒルズ族もいるといったところでしょうか。
でも、そういう奴はえらい！

で、「すごいなぁ。えらいなぁ」と感心。
だってそうでしょう？
もともと功なり名を遂げ成り上がったヒルズ族といえば、
ホリエモンじゃないですが、
そのステータスの象徴としてベンツなりＢＭＷなりフェラーリなり、
場合によってはベントレーにでも乗って、
オレ様は成功者だとミエを張り、威張ってみせるのが普通でしょう。

ところが、そんな人間がベンツに乗る余裕がありながら、
あえてエコカーに乗り換える・・・
このフツー感覚がすごいです。

と、そのことをホメたら、
「でも、最近はもうベンツに乗ってるからどうの、
エコカーに乗ってるからどうのという時代じゃないし、
乗ってるクルマで人を評価する時代でもなくなってますよね」
と言われてしまいました。

この一言を聞いて、時代は動いているなぁ。
なんだか僕だけが、ますます時代に取り残されているみたいだなぁと思いました。

世の中の価値観や評価の基準も変わって来ているのです。
それに合わせて変われない人間なんて、
過去の幻影の中で廃墟のようになって後ろへ飛んでいくようなものです。

少し生き方を反省。

もう少し頑張らねば・・・


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