年運天中殺の中でカレシと別れて・・・

「先週、カレシと別れたんですけど、
その後、メールでのつきあいが始まった男の子とつきあえるかどうかが知りたくて・・・」
と言って、２４歳の女の子がやって来ました。
なんでも彼女の相談を受けた親友が、
「とりあえずハリーのところに言って来なよ」と言ったとか・・・（笑）

彼女の命式を出してみると、今年は寅卯天中殺の真っ只中で、しかも西方が刑冲。
まさに彼との別離があるのもむべなるかなという感じですが、
もっと驚くのは、別れて１週間でもう次のカレシ候補が登場という切り替えの早さ！
なんて早いんでしょう。僕以上にｈｕｒｒｙだこと（笑）
※僕はＨａｒｒｙです！

ただ、天中殺中の出会いは、サングラスをかけて相手を見ているようなものなので、
「つきあうかどうかを決める結論を出すのはまだ早いよ。じっくりと慎重に考えて！」
と話しました。

この彼女の陰占命式を見ると両親の干が透干しています。
母親の干が年干に、父親の干が月干に出ているのです。

寅卯天中殺で、両親の干が透干しているとすると、
本来は親の言いなりになっていれば、財を受け継ぎ、無難に過ごせるともいえます。

ところが彼女は、宿命に生年中殺と生月中殺のいわゆる宿命ニ中殺を持っているので、
その両親の干がともに天中殺にかかってしまっているのです。

それだけに、彼女がこの両親の意見をすんなり素直に聞いて、
このまま両親のそばにいるとも思えません。
やがて、親の庇護を嫌って家から飛び出し、
両親から距離を置くことも考えられるわけです。

でも、たとえこの先の彼女の人生がどんなに波乱に富んだものであっても、
別離１週間で新たなカレシ候補を持って訪ねてくるような彼女だけに、
逞しく世の中を渡っていくに違いありません。

友人の紹介で来た初対面の彼女でしたが、
僕は彼女の中にそんな逞しさ、勇ましさを感じました。


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