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障がい者週間にあわせ、佐倉市立美術館で障害者作品展が9日まで開催され、
「自分らしく生きたい」をテーマに4人のシンポジストのお話を伺いました。
まず、支援者の立場から-佐倉市の広報紙を音訳して視覚障害者に届けている、こおろぎの会の代表の方は、
従来からのカセットテープに録音する方法からパソコンを使ったデジタル録音に変更し、
プレックストークという機器を視覚障害者の方々に普及し利便性を格段にあげた経験を話されました。
パソコンを使用したデジタル録音導入は、その勉強から始まり3年かけて、お仲間に理解して頂くまで、かなりご苦労されたそうです。
このプレクストークという機器は、視覚障害者の方々でも項目ごとに頭出しできるので、今までカセットの早送りや巻き戻しで聞きたい
場所を探す必要が無いものです。
子育てが一段落して、何か人の役に立ちたいと始めたボランティアだったそうですが、
やりがいと喜びを得る事が出来たとおっしゃっていました。
本人の立場からは、-生まれつき耳が聞こえず、子育てする上で、赤ちゃんの泣き声が聞こえない、言葉を教えることが出来ない、
子どもが急病でも連絡説明する事が出来ないことが大変であったと。
また、先日の地震は電車内で、アナウンスが聞こえないので、不安を感じたなど。
まさに災害弱者の声でした!
しかしながら、彼女は支えられる側だけで無く、支える側にもなり、幼稚園では手話サークルを立ち上げ、
PTA役員、自治会役員もし、現在は、目と耳の不自由な方の元へ訪問し、ボランティアをしています。
ボランティアの立場から-社協に個人ボランティアとして登録し、着ぐるみを着る事から、保育園の送迎、アルミ缶つぶし・・など
たくさんのボランティアをしている方が、保育園の送迎で愛情を持ってかわいがっているお子さんを
どこか遊びに連れて行ってあげたいと思っても、ボランティアは頼まれたこと以上はやってはいけないから、
その気持ちを我慢するそうです。また、ボランティアは生き場所であり、居場所だとおっしゃってました。
特別支援学校の教師を目指している学生の立場からは-コミュニケーションに壁を作らず、きっかけを作って自分の周りにも
障がい者を理解してくれる気持ちを広げたいとおしゃってました。
周囲からも分かる障がいと分からない障がいがありますが、
まず、人と人は顔が皆違うように、今回の総選挙で、政党が乱立しているように、意見も違うということからスタートすれば
ともに支え合う街が実現できますよね。
障害のある方へのサポートブックは、良く出来ていますので一度ご覧ください。
http://www.city.sakura.lg.jp/0000003190.html