健康さくら21の喫煙の項目において、「吸わない、吸わせない、妊婦と未成年。たばこの健康への害を知り、禁煙に取り組もう!」とめざす姿がかかれています。
禁煙と受動喫煙について、平成24年11月定例会ですでに質問していますので、8月議会では、会派のぞみを代表して、がんを防ぐ観点からの禁煙と受動喫煙に
ついて佐倉市の取り組みについて伺いました。
他人のたばこの煙を吸う 受動喫煙=は、
火のついたたばこの先から出る煙 副流煙+プラス
喫煙者が吐き出す煙 呼出煙で、
主流煙に比べて副流煙にはタールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍、ニコチンが2.8倍含まれています。わが国の喫煙による死者は13万人/年、
受動喫煙による死者は6,800人/年と推計されています。喫煙のリスクはまさしく、がん、循環器疾患、呼吸器疾患等にもおよび、最も重要な日本人に
おける死亡のリスクファクターとなっています。佐倉市の喫煙は健康佐倉21をみますとH15年度が23.6パーセント、H25年度16.5パーセント、
目標値が11.3パーセントに定めています。
がん対策推進基本計画や健康日本21では、平成 34 年までに喫煙率 12%という目標を設定しましたが、佐倉市の目標値はこの数値よりも厳しい目標値に
定めています。
8/20の日経新聞に掲載されていました記事によると、厚生労働省の国民健康・栄養調査で、2013年の喫煙率は19.3%。1年前と比べると8.4ポイント減少した。
性別でみると男性が32.2%で、女性は8.2%だった。日本の喫煙率は低下傾向にあるとはいえ、海外と比べると高い。禁煙は早ければ早いほど効果は出る。
英国の研究では、25~34歳で禁煙すると、喫煙により失う寿命10年分を取り戻せる可能性があるとしている。国内でも35歳までの禁煙が望ましいとの報告が
なされています。
先月、佐倉市、成田市、印西市において世界陸上大会の事前合宿が行われました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックが開催されるのにあたり、
事前合宿の誘致をすすめるために、受動喫煙防止の取り組みが重要となってきます。経済協力開発機構(OECD)によると、2012年のデータで
日本の20.7%に対し、英国は20%、カナダは16.1%、米国は14.2%。特に日本は男性の喫煙率が高く、日本の34.1%に対し、英国は22%、
カナダは18.7%、米国は15.9%と開きがある。禁煙のお店への禁煙店ステッカーもしくはプレートの配布について佐倉市として取り組んでいただくように
要望し、受動喫煙防止条例の制定についてのお考えを伺いました。条例制定については、事業者さんの事情が様々ですので、難しい課題が沢山あると思いますが、
条例制定する先進自治体があることを踏まえ、市民全体でこの受動喫煙と喫煙の害について知って頂くきっかけにして頂き、一番憂慮される、
子どもと妊産婦の喫煙についてなんとか減らすことを目指したいと考えます。