Kさんのブログによると、年末に亡くなられた東山先生は、亡くなる前日までご自分の葬儀のことやお墓のことなどを話され、
休診はするなよという言葉を残して亡くなられたという。
金曜日だったので土日に家族葬を済ませて、月曜日から診療を行ったそうです。
病院受付に、貼りだされた職員一同の送別文に私も感動をし、感謝をこめて、その全文を掲載させていただきます。
先生が東山胃腸科外科を開業されたのは昭和五十二年十月十日でしたね
当時は病院の数もまだ少なく
食事がままならならぬほどの忙しさでした
午前・午後は外来患者さんを診察し
昼休みになると往診に出かけ 手術をし
入院患者さんの回診をする
夜間の急患は
白々と夜が明けることもありました
心優しい先生も 仕事になると”モーレツ”
私たちもミスがあったら大変と
いつも気が抜けなかったのを思い出します
先生は一度診た患者さんや物のありかは
恐ろしいほどよく覚えていらっしゃいました
偶(たま)の海外旅行以外は遊びにも出かけず
お出かけになっても
もう帰ることを考えていらっしゃる
そんな診療ひとすじだったお姿は
私たちに沢山のことを教えてくださいました
あのすばらしい筆文字も
もう見られないのですね
一同はいま言い尽くせない感謝の気持ちで一杯です
職員一同