民泊、農村体験と言葉やイメージだけが先行していますが、振興するにも規制するにも課題があります。
無許可で民泊をすれば、
旅館業法では懲役 6か月以下もしくは罰金3万円以下
(食事の提供により)食品衛生法では懲役2年以下もしくは 罰金200万円以下
道路運送法(分泊の宿泊者の送迎により)懲役3 年以下もしくは罰金100万円以下に問われます。
許可をとれば、旅館賠責保険に安価で入れます。
宿泊料ではなく、体験を指導料とし、ホームステイとして押し切られることはないか?
千葉県での「農家民宿・民泊」のあり方や今後の方向性を考える研修会に参加し、成美大学中尾誠二先生の講演を聴く機会を得ました。
多自然地域少人数分宿教育民泊2012から民泊活用と観光振興の視点で修学旅行の民泊が増加し、
ブラック民泊対策とホワイト民泊の推進。グレー民泊は規制緩和型。
沖縄の修学旅行40万人のうち10万人が民泊という数字には驚きました。
伊江島は人口5千人に対して 6万人の教育民泊の受け入れ、やんばる三村 は、いなか民泊。
埼玉県、滋賀県、京都府、神奈川県では民泊ガイドラインを制定しています。
マンションの空き室、戸建ての空き家で民泊が増加したらどうなるか?
議会の一般質問でいたします。
セミナー後半は、民泊の先進例の発表でした。
鴨川市のカモナビでは手数料を取り地域限定旅行業を立ち上げ、 人件費や新しい産官学事業費にしています。
農家民宿では50種類365日収穫可能で山野草セリ、ふきのとう 、よもぎを採ることも。しかしながら高齢化の課題。
NPO千葉市自然学校では古民家を利用して、地域住民、キャンプリーダー(学生)、体験する都市子どもを結び、
みかん収穫お手伝い、酪農家掃除 牧草、竹細工 わら細工、里山ハイキング、お盆行事、餅つき
等を体験。持続可能とするために講師へ謝礼と地産地消へのこだわりを忘れないようにしている。
推進する課題と、規制する課題の両面から考える必要があります。
さて、今朝は全国版ニュースで佐倉市の立てこもり事件が報道されました。
カウンセリンがうまくいかなければ、警察に行こうと決めていたという両親の苦悩は大きかったと思いますが、
人質となった方の事を思えば、やはりもう少し早い時期に保健所、警察への相談が出来たらと思いました。
両親も暴力を受けていたわけですから。