少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

ZONEシステム体感

2005-01-16 21:43:35 | 写真
この前、モノクロでいけた花を撮ったら絵のような素敵な写真が撮れたので、今日もまた花に挑戦。フィルムはT-MAX400.

この間は、窓際からの光が届くように窓のそばに花を置いた。それはそれでよかったが、バックの白い紙との距離が短く、少し影がうるさかった。そこで今日は、花をもっと内側においてみた。もちろん背景も大きくしないといけないので、シーツを洗濯バサミでとめた。

白っぽいガーべラの花の上の方がハイライトになる。ここの明るさを8ゾーンにおくことにする。露出計で計ると10.3EV。

反対に下のほうのやや暗い葉を4ゾーンとした。露出計のEV値は7.

これでいくと5ゾーンのEV値は8になる。表にするとZONEとEV値の対応は以下のようになる。

ZONE    4   5   6   7     8    9
EV値    7   8   9   10   11  12

コントラストあげるために黄色いフィルターをつけたので、これによるEV補正は1EVだから、最終的にカメラの露出を7EVにセットした。

ここまで考えて露出を決めると結構な時間がかかる。少しづつだが、ゾーンシステムが体で判ってきた気がする。光の当たり具合や、微妙な明るさの違いにもだんだん眼が行くようになってきた。

もちろん三脚を使っての撮影なので、スローシャッターになっても問題はない。被写界深度を考えて、F5.6からF11くらいまで絞りを変化させて撮影した。花にはちょっとだけレフでおまけの光を当てた。これで8ゾーンから9ゾーンになったかもしれない。

今日はフィルムの現像までやった。フィルムを見る限りではいい感じのネガに仕上がった。これから印画紙に焼付けをするのだが、撮影時のイメージになるように条件出しをしてみるつもり。

とにかく、フィルムや現像液等を一定にして、現像液の温度や時間もきっちりやると、再現性のある処理になるはずだ。ゾーンシステムがだんだん分かってきた気がする。