最近活字中毒状態で、次から次から本を読んでいる。今日読んだのがこの本。1986年に起こったJAL123便の墜落に関するノンフィクションだ。事故の調査にもあたったJALの元機長が、公式の事故報告に納得せず20年にわたって調べた内容が書いてある。
あの事故は圧力隔壁の修理ミスで上空でそこに穴が開き、それで尾翼や油圧装置が吹っ飛んだ、と思っていた。が、どうも実際はそうではないらしい。著者によると圧力隔壁に穴が開いたのが原因ではなく、垂直尾翼が疲労か何かで脱落したことが本当の原因だという。
圧力隔壁説の決定的な矛盾は事故発生後の機内の圧力低下がおきていないことなのだそうだ。
真実とは何か。本当に真実は存在するのか。どこにそれはあるのか。その現場を見ることはできない以上、どこまでいってもそれは推定に過ぎない。本当に本当の事実は決して明らかになることはない。
それにしても機の操縦の様子を記録したボイスレコーダーの内容を読むたびに目頭が熱くなる。フライトレコーダーを調べると、油圧を失った後、パイロット達はダッチロールをある程度制御し安定して飛んでいた時期もあったという。絶望的な状況の中でもパイロット達は必死に飛行機を制御する方法を模索し、一時的とはいえその制御に成功していたという。まさにプロとしか言いようがない。すごいなあと思う。
あの事故は圧力隔壁の修理ミスで上空でそこに穴が開き、それで尾翼や油圧装置が吹っ飛んだ、と思っていた。が、どうも実際はそうではないらしい。著者によると圧力隔壁に穴が開いたのが原因ではなく、垂直尾翼が疲労か何かで脱落したことが本当の原因だという。
圧力隔壁説の決定的な矛盾は事故発生後の機内の圧力低下がおきていないことなのだそうだ。
真実とは何か。本当に真実は存在するのか。どこにそれはあるのか。その現場を見ることはできない以上、どこまでいってもそれは推定に過ぎない。本当に本当の事実は決して明らかになることはない。
それにしても機の操縦の様子を記録したボイスレコーダーの内容を読むたびに目頭が熱くなる。フライトレコーダーを調べると、油圧を失った後、パイロット達はダッチロールをある程度制御し安定して飛んでいた時期もあったという。絶望的な状況の中でもパイロット達は必死に飛行機を制御する方法を模索し、一時的とはいえその制御に成功していたという。まさにプロとしか言いようがない。すごいなあと思う。