少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

トラブルの原因

2007-01-05 23:25:55 | 哲学
何かが目の前で起こる。トラブルが起こる。

それは、自分の周りの起こったことなのか、それとも頭の中でなにかが起こったのか。時々それがどっちなのか分からなくなる事がある。

人が僕に向かって怒ったとする。それはその人の怒りなのか、それとも僕自身の怒りがその人に投影しただけなのか。そんな馬鹿なと思うかもしれない。

でもあとから考えてみると、自分の気持ちが周りの様々なことを引き起こしていたことに気がつくことがあるだろう。そう、それは自らの中に原因があるのだ。

でも、一方で自らだけでは何も怒れない。怒る相手がいなければダメだろう。


薬を飲み続けることによって精紳の安寧がたもたれている。とすれば、この薬をやめると世界はまた怒りに狂いだすのだろうか。薬を飲んでいるのは自分でも、その影響を受けるのは回りの世界。

そんな不思議な気分の中で僕は生きている。

インターネットのお気に入りについて

2007-01-05 22:50:07 | 哲学
しばらく「お気に入り」が変わってないことに気がついていた。そりゃ気に入ったサイトがそんなにある訳もなく、変わらなくたっていいと思うかもしれない。でも、インターネット・イクスプロラーの名前が示すように、その画面の奥には無限が広がっている。そのブラウザは世界をどこまでも探検することができるはずである。世界中にあるコンピュータがそこにはつながり、ありとあらゆるコンテンツがアクセスを待っているのだ。

そんなあたりまえのことに何の意味があるのか。僕はお気に入りって人の意識にとてもよく似ていると思うのだ。それぞれの人にとって世界とは目の前にある全ての現実ではなく、その人があると認めた事柄だけ。つまり、ブラウザのお気に入りのようなものに過ぎない。人によっては世界はファッションの流行に埋め尽くされているように見えるかもしれないし、またある人には天文とカメラに大部分を占められたようなものかもしれない。そして、その決まった世界の中というのは、ある意味で居心地がよいかもしれない。わかったようなことをわかったように議論して、なんとなく納得する。

でも、世界は決してそれだけではない。世界を広げることは、その世界を見ようとすることから始まる。今まで考えたことのないキーワードを入力して出てきたサイトをお気に入りに登録する。そうすれば新しい世界が見えてくるはずだ。

それではお気に入りは意識をある方向に向けてしまう無駄な存在かというと、そんなことはない。例えば検索エンジンそのものは、何でも探してきてくれるが、逆に言えば各個人にとってはいいものでもなんでもない。ただの道具に過ぎない。人の意識はその人のものであり、お気に入りこそが人を人たらしめるのである。

新しいキーワードを入力し、新しいお気に入りを登録しよう。そしてずっとアクセスしていないお気に入りを削除しよう。その変化こそに意味がある。

お気に入り。それは人の意識そのものである。