少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

コルキットin Guam

2008-08-21 22:22:58 | 天体観測
ほぼ満月だったのであまり気合いを入れても仕方がないこともありで50mmのコルキットをグアムに持って行った。現地についても雨期に入っているグアムは、スカッと晴れることはない。もちろん日差しがあると猛烈に暑いのだけど、夕方ころから雲がひろがる。それでも2日目の夜には雲の間から高く上ったさそり座があらわれた。はっきりとサソリの形が見えるだけでうれしくなった。

いくつかの散開星団をスケッチしたので、おってアップするとして、ここでコルキットの使い勝手を少し。結論から言うと残念ながらあまり使い勝手は良くなかった。長焦点の望遠鏡では、低倍率があまり出ない。最低でも30倍。おまけに視野も狭い。ファインダーも小さい20mmであまり役に立たない。なんともフラストレーションがたまってしまう。コルキットというのはお手軽なお月見望遠鏡というのがいいところなのかもしれない。

まあ、最初からわかったことではあるが、それほど時間があるわけでもない旅先での天体観測。やはり低倍率の広い視野での手軽な観測が一番だ。確かに小さくてよく見える望遠鏡ではあったけど、なかなか思ったようにはいかなかった。やはり50mmの口径もちょっと厳しいかなあ。結局8×44アルティマED双眼鏡の方が、活躍することになってしまった。

自作の望遠鏡は接着に両面テープを使ったりしていたので、カバンの中でファインダーとのアライメントがずれたり、挙句の果てには接着剤がはがれたりとトラブルが続いた。やはり旅先というのはそういうアクシデントが起きやすい。そういう点でもしっかりした作りにしておくというのも大切なことだということも痛感した。ちょっと重くて留守番になったTV85だったけど、やっぱりああいうしっかりした望遠鏡が最後には残るような気もした。

コルキットが悪いというより使う方の心がけに問題があったような気もする。