少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

TRI-Xその後

2013-08-25 20:45:34 | 写真
今日、ヨドバシに行ったらTRI-X400のブローニー五本セットが山ほど置いてあった。この間は当分入荷しないと言ってたのにねえ。まあ、老舗に頑張ってもらえればそれでいいけど。

ハムフェア2013

2013-08-25 17:41:43 | アマチュア無線
ビックサイトでやっているハムフェアを見にいった。JARLNEWSの割引券をしっかり切り取って持っていたったので入場料は300円引きの1200円。1500円はちょっと高い気がしていたので、300円引きは大きい。

中は、何となく毎年同じような感じで、それほど印象に残る展示はなし。まあ、たくさん人は来ていたけど、ビックサイトの西2号展示場しか埋まらない程度のマーケットに、多くのメーカーがひしめきあって展示をしていた。すごい表示機を備えた高級機の展示もあったが、なかなかビジネス的には大変なんだろうなあと思った。

クラブの展示は、モノ売りに必死のところもあれば、壁にマジックでクラブ名を書いただけのやる気のない(?)ところもあり、まさにカオスという感じ。このごちゃごちゃ感がアマチュア無線のだいご味と言えばだいご味かもしれないけど、ちょっとあの人種の中に一緒に入っていく勇気はちょっとないなあ。

最後にARRLの方の講演を聞いて帰宅。なんでも来年はARRL創立100年だそうで、いろんなイベントが開催される由。

ちょっと考えていた100Wのリグ購入、狙っていた機器も安く売っていたが、なんとな買う気合が入らず購入には至らず。さて来年までにどうにかなりますか。

参加されたみなさん、ご苦労さまでした。

Hα線による太陽の観測【解説】

2013-08-25 17:33:59 | 太陽観測
Hα線による太陽の観測をしばらく続けているが、その学術的な背景については殆ど調べたことが無かった。せっかくスケッチを続けているので、その辺を少し調べてみた。
どうもこの分野は京都大学がリードしているようで、京大関係のセンセイの本が目につく。

それはともかく、まずはHα線によって見える場所というのは、光球と呼ばれる可視光線で見える層の上にある彩層とよばれる6000℃から10000℃くらいの温度の領域らしい。黒点がある層の上ということ。ちなみにカルシウムから出てくる光を見る望遠鏡もあるが、これは彩層の上の方だけが見えるということらしい。もっと上の温度高いコロナの領域になるとX線で見ないといけない。見る波長で太陽のいろんな層がバラバラに見えると言うのが、太陽の理解を難しくしているのかもしれない。

スケッチで、まゆ毛のような黒いひも状の構造が時々現れるが、これはダークフィラメントと呼ばれている。実はこれは太陽の縁で見られる派手なプロミネンスを上から見たものなのだという。このダークフィラメントとは一体何かということになると、二つの方向の磁場がぶつかった場所にできる、ちょっと温度の低い雲のようなものらしい。逆にいうと、ダークフィラメントの両側では磁界の向きが逆になっており、片方がN極なら、反対側はS極になっている。このダークフィラメントがぶっ飛ぶとフレアとい呼ばれる激しいエネルギーの放出が起こることがある。

Hα線で見たダークフィラメント以外に明るい場所(スケッチではオレンジ色の色鉛筆で描いている。)があるが、ここはエネルギーが太陽表面から放出されている場所とのこと。でもほぼ単色光で見えている太陽表面にこういう濃淡が見えるのって、いったいどういう風に考えればいいんだろう?強度のちがいということかな。

Hα線でははっきり分からにことも多いが、可視光でみると黒点が見える。この黒点は基本的には2個がセットになっており、北半球の黒点ペアは右下がりで、南半球は右上がりになる。さらにN極とS極も向きも北半球と南半球では異なる。この磁極の順番は11年ごとに入れ替わり、今は北半球の磁極ペアの右側がN極になっている。2個のセットの黒点群をβ型と呼び、後ろ側の黒点が消えて単独になったものをα型とよぶ。もっと複雑な形になったものをδ型とよび、これができるとフレアが発生する確率が高まる。ちなみに太陽表面の磁極の種類は、そこからくる光を調べると分かるらしい。

まあ、分かったのはこのくらい。いろいろな現象を説明する理論があるようだけど、なんか分かったような分からない話ばかり。スケッチするには、このくらい分かっていれば十分でしょう。今週末は雨で観測はなし。