7m竿でも同様にクランプの仕方による特性の違いを観察した。正確には8m竿で、給電点から先までの長さが7m。
(1)クリップだけの場合
クリップだけの時の特性。周波数が隠れてしまっているけど、今回も60MHz弱のところにピークが見られた。共振時の抵抗値は240Ω程度。
(2)クリップをクランプ2個で締めた場合
抵抗ピーク値は300Ωを少し超えたくらいになった。
(3)クランプだけ
大きく変化はないが、共振後の抵抗値が、ペーパクリップの時と比べると大きい。このことがアンテナ性能にどのような影響を与えるかは不明。
まとめ
・高い周波数に出る強力な共振はアンテナの特性とは関係ない。アンテナの接続線を短くしないとアンテナ特性にも影響。
・クランプだけで接続するとクリップ+クランプに比べ非共振時の抵抗値が大きくなる。
・竿の長さがだいぶ短くなったにもかかわらずアンテナの共振周波数がほとんど変化しなかった。これはちょっと不思議。