ちゃんとアンテナの特性が測れるれるようになりたいと少しづつ実験を継続。今日は1.2m×2のダイポールアンテナ。エレメントはロッドアンテナで給電部にはミズホのものを使った。中にバランが入っているかどうかは不明。半波長の共振周波数は約62.5MHzとなる。1.5mで50MHzのDPになるから、まあそんなものかな。
早速アンテナの特性を測ってみる。アンテナに約2mとの同軸ケーブルを接続してからアンテナアナライザーに接続。結果がこれ。
60MHz付近にもかすかな共振ポイところもあるが、42MHzと90MHZ付近に大きな共振が現れた。なんじゃこりゃ?
そこで今度は同軸の長さを約半分の1mにして図った結果がこちら。
40MHzの共振はきれいに消えて、85MHzあたりの共振は残っている。どうもこれは同軸ケーブルの影響のようである。ケーブルの電気的長さにより0.25波長と0.5波長の共振が二つの大きなピークと思われる。
短縮率を0.67とすると、最初の共振点は約43MHzくらいだから
300/43=6.97m 短縮率をかけて6.97X0.67=4.67m が一波長。ケーブル長さが約2mなので、この共振は0.5波長となる。(ちとずれが大きいな。)
ということで、アンテナの特性を測るにはケーブルの長さもよくよく考える必要があることを実感した。実際にアンテナの特性によるカーブは1mの同軸で測った55MHz当たりの小さなピークだと思われる。HFでは短いケーブルならそれほどでもないかもしれないけど、アンテナの計測ではケーブル長さも大きなパラメータであることを実感した。
(続く)