HASSELBLAD 503CW, DISTAGON 50mm CF F4.0, TRI-X 400, EI=200
HASSELBLAD 503CW, DISTAGON 50mm CF F4.0, TRI-X 400, EI=200
島の北側にドライブ。有名なマツモトなんとかというかき氷屋さんには列ができていました。
島の北側にドライブ。有名なマツモトなんとかというかき氷屋さんには列ができていました。
HASSELBLAD 503CW, DISTAGON 50mm CF F4.0, TRI-X 400, EI=200
パールハーバーに展示されている潜水艦の中。狭くて圧迫感がある。
パールハーバーに展示されている潜水艦の中。狭くて圧迫感がある。
HASSELBLAD 503CW, DISTAGON 50mm CF F4.0, TRI-X 400, EI=200
浜辺に置かれたヨット。日差しはきついけど、湿度は低く気持ちがいいですね。これがハワイ。
浜辺に置かれたヨット。日差しはきついけど、湿度は低く気持ちがいいですね。これがハワイ。
HASSELBLAD 503CW, DISTAGON 50mm CF F4.0, TRI-X 400, EI=200
AULANIというのはハワイの言葉でメッセージ。いろんなメッセージが施設の中に埋め込んであります。毎日のアトラクションを知らせてくれるチラシはIWA。軍艦鳥のことだそうで、ハワイの人々が陸を目指す道しるべにしたのだそうです。カメラに向かってクラッセを構えた写真、こんなこと今までにやったことなかったなあ。ちょっとは写真撮る気になってきたか？（よく見たらクラッセじゃなくてデジカメでした。）
AULANIというのはハワイの言葉でメッセージ。いろんなメッセージが施設の中に埋め込んであります。毎日のアトラクションを知らせてくれるチラシはIWA。軍艦鳥のことだそうで、ハワイの人々が陸を目指す道しるべにしたのだそうです。カメラに向かってクラッセを構えた写真、こんなこと今までにやったことなかったなあ。ちょっとは写真撮る気になってきたか？（よく見たらクラッセじゃなくてデジカメでした。）
ハワイにはキヤノンの揺れ防止機能付きの双眼鏡を持っていた。グアムやサイパンにはもっと大きな望遠鏡を担いで行ったこともあったが、結局雲が広がったりして大して観測できないことが多かった。ところがハワイは連日ピーカンの晴れで、滞在したリゾートはホノルルから離れていることもあり、天の川がしっかり見えるほどのよい空だった。
もちろん、双眼鏡でもさそり座やいて座の散開星団はばっちり見えるし、8時30分くらいまでなら全天最大の球状星団（銀河という説もあるらしい）であるΩ星団もしっかり見えた。三脚がなくても像を安定できるキヤノンの双眼鏡は手軽でよい。ただ、どうも星見をするとスケッチしないと気がすまない自分にとっては、手持ちの双眼鏡というのはどうもあんばいが悪いことが判明した。一回、目をはなすと以前どこを見ていたかがすぐわからなくなってしまう。今度ハワイに行くことがあったら、三脚付きの双眼鏡か、小型の望遠鏡にしようと思う。
もちろん、双眼鏡でもさそり座やいて座の散開星団はばっちり見えるし、8時30分くらいまでなら全天最大の球状星団（銀河という説もあるらしい）であるΩ星団もしっかり見えた。三脚がなくても像を安定できるキヤノンの双眼鏡は手軽でよい。ただ、どうも星見をするとスケッチしないと気がすまない自分にとっては、手持ちの双眼鏡というのはどうもあんばいが悪いことが判明した。一回、目をはなすと以前どこを見ていたかがすぐわからなくなってしまう。今度ハワイに行くことがあったら、三脚付きの双眼鏡か、小型の望遠鏡にしようと思う。
東の方に大きなダークフィラメントが見える。赤道をまたいで北半球と南半球の領域に活動の帯ができてるのがはっきりわかる。プロミネンスは目立ったものはなし。
最近35ｍｍの写真が多かったので、ブローニーのフィルムを使っていなかった。久しぶりにトライＸを買いに行ったが、置いてない。店の人に聞くと、最近輸入が不安定で、注文した量の半分も入荷できない状況という。結局値段につられてFUJIのACROSを購入した。コダック大丈夫かなあ。
何の因果か、いわゆる研究開発のような仕事を何十年もやってきた。新しいテーマを提案 したり、困ったことがあるから手伝って欲しいと頼まれたり、上の人からネタが降ってき たりと、いろんなパターンで様々なテーマに関わってきた。そんな中で研究開発の最も オーソドックスなやり方は、①市場を調査して消費者のニーズをつかみ、②それに基づい て技術を調査（特許調査なんかも含まれる。）を行う。③さらには技術を提供してくれる メーカーなんかも調べて、自分の位置づけを明確にしてテーマを立ち上げる。もちろん実 用化までにかかる費用や人員の投入なども見積もる必要があるだろう。まさに「企画」と いう言葉がぴったりの仕事である。
だけど、個人的にはこういうパターンでテーマを立ち上げてうまくいった経験はほぼゼロ である。もっというと、こういうやり方でテーマが走っているのを見ると、たぶんダメな んだろうなあとさえ思えてくる。方法論に何の異論もないのだけれど、とにかく、うまく いきそうな感じがしないのである。
話は変わるが、モノクロ写真の世界では、アンセル・アダムスという写真家が神様という ことになっている。有名なヨセミテ国立公園の大判写真は、素人の私が見てもすごいなあ と感じる作品である。このアンセル・アダムスが提唱した写真の撮り方に、「Pre-visualization」というのがある。Visualizationは視覚化だからPre-visualizationは、「前 もって視覚化する」ということになる。つまり、シャッターを押して写真を撮るときに、 現像やプリントなどのプロセスを頭の中にあらかじめ描くということが大切だという。ど のくらいの光の量（ちょっと専門的には絞り）で撮影をすると、表現したい景色がちょう どいい感じのプリントに仕上がるかをイメージすることが大事という、至極ごもっともな お話である。
この手法（専門的にはゾーンシステムと呼ばれている。）って、最初に書いた典型的な研 究開発方法によく似ているなあと思ったのだが、どうだろうか。研究開発を始めるその時 に、その着地点までをしっかり見通すことと、シャッターを押す時にプリントされた写真 をイメージすること、ほらね、そっくりである。でも、こういう研究開発はダメであると 言っているということは、かのアンセル・アダムス先生の写真もダメということと同じと いうことになりはしないか。これは困った。アダムスの写真がダメだとは思えない。
一方、アダムスのように大きなカメラを三脚に据えてじっくり露出を測りながら上品に写 真を撮る方法の対極にあるのが、スナップショットである。小さなカメラを肩に下げて、 感じるままに写真を撮る。露出もシャッタースピードもカメラ任せ、どんな写真が撮れて いるかは、写真ができてみないとわからない。こういう写真の撮り方で、名を馳せた写真 家というのもたくさんいる。私自身は、偉大な写真家でもなんでもないが、どちらかとい うとスナップショット派に属すると思っている。写真は感覚で撮るものである。少なくと もこっちのほうが楽しい。
ということで説明にも何にもなっていないが、研究開発もスナップショット的にやったほ うがいいんじゃないかと思うのである。ごちゃごちゃ講釈をこねないで”これいいなあ“と 思えるネタにとりあえず突進してみる。最後にお金が必要なところになったら、アダムス 式に分析をして見せればいい。名付けてスナップショット的研究開発、どうだろう。作法 としてのちゃんとした研究開発は理解した上で、アラーキーみたいな研究開発をやらか す。かなり恰好いい。
今回のコンテンツはBrooks Jansen氏のPodcast(http://daily.lenswork.com/podcast/)の Gathering Assets を参考にしました。
だけど、個人的にはこういうパターンでテーマを立ち上げてうまくいった経験はほぼゼロ である。もっというと、こういうやり方でテーマが走っているのを見ると、たぶんダメな んだろうなあとさえ思えてくる。方法論に何の異論もないのだけれど、とにかく、うまく いきそうな感じがしないのである。
話は変わるが、モノクロ写真の世界では、アンセル・アダムスという写真家が神様という ことになっている。有名なヨセミテ国立公園の大判写真は、素人の私が見てもすごいなあ と感じる作品である。このアンセル・アダムスが提唱した写真の撮り方に、「Pre-visualization」というのがある。Visualizationは視覚化だからPre-visualizationは、「前 もって視覚化する」ということになる。つまり、シャッターを押して写真を撮るときに、 現像やプリントなどのプロセスを頭の中にあらかじめ描くということが大切だという。ど のくらいの光の量（ちょっと専門的には絞り）で撮影をすると、表現したい景色がちょう どいい感じのプリントに仕上がるかをイメージすることが大事という、至極ごもっともな お話である。
この手法（専門的にはゾーンシステムと呼ばれている。）って、最初に書いた典型的な研 究開発方法によく似ているなあと思ったのだが、どうだろうか。研究開発を始めるその時 に、その着地点までをしっかり見通すことと、シャッターを押す時にプリントされた写真 をイメージすること、ほらね、そっくりである。でも、こういう研究開発はダメであると 言っているということは、かのアンセル・アダムス先生の写真もダメということと同じと いうことになりはしないか。これは困った。アダムスの写真がダメだとは思えない。
一方、アダムスのように大きなカメラを三脚に据えてじっくり露出を測りながら上品に写 真を撮る方法の対極にあるのが、スナップショットである。小さなカメラを肩に下げて、 感じるままに写真を撮る。露出もシャッタースピードもカメラ任せ、どんな写真が撮れて いるかは、写真ができてみないとわからない。こういう写真の撮り方で、名を馳せた写真 家というのもたくさんいる。私自身は、偉大な写真家でもなんでもないが、どちらかとい うとスナップショット派に属すると思っている。写真は感覚で撮るものである。少なくと もこっちのほうが楽しい。
ということで説明にも何にもなっていないが、研究開発もスナップショット的にやったほ うがいいんじゃないかと思うのである。ごちゃごちゃ講釈をこねないで”これいいなあ“と 思えるネタにとりあえず突進してみる。最後にお金が必要なところになったら、アダムス 式に分析をして見せればいい。名付けてスナップショット的研究開発、どうだろう。作法 としてのちゃんとした研究開発は理解した上で、アラーキーみたいな研究開発をやらか す。かなり恰好いい。
今回のコンテンツはBrooks Jansen氏のPodcast(http://daily.lenswork.com/podcast/)の Gathering Assets を参考にしました。